分別なりけり
「志は高くないといけない」と言われる。
「目標を高く持て」といろんなひとに言われた。
解せなかった。こういうのって解せぬひと多くないだろうか。手垢が付きすぎている言葉は、それだけで聞き取りづらくなる。。
「バンアパみたいになりたい」と音楽事務所の人間に言ったら「バンアパは志が低い。サザンを目指せ」と言われたことがある。極めて危険な状態である。
バンアパもサザンも彼の前では、ただの全量的なバロメーターに過ぎなかったのだ。
ここでもし僕が「そうっすね!バンアパは志が低いすね!サザン目指します!」と言ったならサイコが過ぎる。早急に脳外科を受診した方がいい。
目標というものは基本的に現実から離れすぎても効果的とは言えなくなる。具体的にイメージできないと、つまらないものになってもしまう。
そもそもビジョン、目標、夢、ゴールなど様々な表現があるので、他者と正確に話し合うのが難しいテーマだ。
目標を「最終地点」と思っているひとと「通過点としての目安」と考えているひとが話し合うとメチャクチャになる。
それにしてもこういう話は無数にある。
「目標は高く!」と唱えるひとは「多めに塗っとくと塗り残しがないだろう」という意味合いを含んでいるケースがほとんどだ。
目指す場所や方向や彩りなんか、他人にとやかく言われることでもないなぁと思う。指示の中で生きることと、そうでないことがある。分別のあるやつになりたい。
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