CDあげるよ

自腹でCD1000枚を作った。歌詞カードとかあるし、おみやげにはなるしテンションは上がるので。

7曲入り0円である。

「うちのバイト先で配れる!」
「私教祖やってるんで信者に売りつけます!」
「好きな人にあげて好きになってもらうのに使います!」

とかいう猛者には卸すので、連絡してほしい。

卸値0円だが販売価格はおまかせする。

つまり2000円で売ってもらって「これで食ってる」とか言ってもらってもいいのだ。仕事辞めたいひとにとってはいい話である。仕事が無いひとはセールスマンとして身を立てれる。

一日10枚売れば年収が730万になるので、生活レベルによるが、まぁ暮らしていくのには十分すぎる所得だろう。クルーザーや別荘に興味を持たないことを祈る。

ちなみにこのジャケットはフクモト先生に作って頂いたのだが、じつは配信の際に審査でハネられた。

企業名とかQRコードとか諸々の問題が多発した。載せちゃいけないものしか載っていなかったらしい。

それをフクモトに言うと「モザイクをかけよう」と言いだした。頭おかしい。僕も「それアリ」と止めなかった。頭おかしい。

「文句は言えなさそう」というやたらシビアな言葉をお使いになる。もう大人なのだから、面白いか面白くないかで物事を決めるのをやめてほしい。

急に狂ったと思った。そんな言われなくても待つ。

モザイクにやたらこだわりがあって怖い。ていうかここまで来たら色濃くしたとかどうでもいい。

結果、めでたく「さすがに駄目です」という解答が来て、ジャケットはバンドロゴになった。泣かない。成人してるので。

ちなみにこのロゴは僕の直筆である。
菅さんの店のカウンターでフクモトのiPadを使って書いた。

このボツられたジャケットを亡き者にしないためにも、CDを作ることにした。

じつはCDはレコード会社に属していなくても個人で作ることができる。「CDプレス」なんかで検索したらモリモリ出てくる。

CDの帯まで付くし歌詞カードも付く。


もちろん自腹でプレスして0円で配るのだからお金にはならない。でもそれでいいのだ。 ここで収益化しない方がいい。

QOOLANDの最初のときと同じだ。あのときは無料ダウンロードだった。

7年前とは違うのはストリーミングサービスの進化、スマホの普及率だ。音楽の触れ方は激変した。iPodというものが街から姿を消し、所有権から使用権にニーズは流れた。

テレビもそうだが、「何かしらの一強」というメディアが消滅したのだ。

Spotify、Apple Music、YouTube、CD、CDからのインストール、mp3ダウンロード、イリーガルなミュージックFMなど、と様々な「聴き方」が競り合っている。

レコ協の調べだと「YouTubeで聴く」と「イリーガル」が多いらしい。どうなんだろう。わからない。

ただ、リスナーに「いつもの自分の環境」がないだけで、聴いてもらうチャンスが激減するのは間違いない。アレコレのメディアをケアしておくといいと思ったのだ(有料だとケアしにくい)。

「ビジネスライクに考えない!」とか「商業的なのとかクソだ!」と言うつもりもない。欲しくなったら適切なやり方でちゃんと頂く。

QOOLANDのときのダウンロード10曲だって、結局全部リリースされた。

つまり広告としても活躍して、最後ちゃんと印税を運んできたのだ。クラファンまで含めたら運用し尽くした。むちゃくちゃ商業的だ。霞食ってるわけではないので、日本銀行券が無いと死ぬ。

換金するポイントは後ろにズラせばズラすほどいい。
額面もデカくなるし、搾取も避けられる。反対にすぐに取りに行けば行くほど小さくなる。

「もったいない」という発想はなるべく引っ込めた方がいい。取れるものを全部取りにいくと大体コケる。

ちなみに今回の「CD卸し」だが、むかしこれをやっているイベンターがいた。「さじー」と言う。

さじーは「自分のイベントに出てくれるバンドのCDを、100%の値段で買い取る」のだ。30枚ぐらい買い取ってくれる。そしてそれを100%で売る。

アホなのか?と思いきや、そうではない。そのバンドのCDを買ってもらうことで、好きになってもらい、自分のライブイベントに呼び込むのだ。

自分のライブイベントなので、チケッティングの収益はもちろんさじーのものだ。もちろんバンドは100%で買い取ってもらえるのだから嬉しい。win-winというやつだ。

さじーは100%買取りだが、僕のは0%買取りだ。でも「金のことは後で」という力点は同じだったりする。

僕もいろんな個人イベンターの知り合いがいるけど、今思うとさじーの行動力と企画力は群を抜いていた。他が劣っているとかではなく、さじーが凄すぎるのだ。

しかしそんなさじーもどこかに行ってしまった。誰だっていつかは離れていくし、何だっていつかは消えていくのだ。




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