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「LEBARA」SIMのアクティベーション、できました

今夜はどこで暮らすにも欠かせないインターネット接続にまつわるお話です。

じつはドイツに来て1ヶ月ほど経ったにもかかわらず、未だ現地SIMのアクティベーションすらできておらず、これまでは海外旅行用のプリペイドカード「AIRSIM」を利用していました。

数週間程度の滞在で各国を巡るなら、100カ国以上で利用できるAIRSIMは素晴らしいSIMカードだと思います。ただし数ヶ月間以上の滞在を考えると、やや値が張ります。

ベルリンで暮らしていくうえで納得感のある通信代にするべく、数日前から現地SIMの購入・アクティベーションにチャレンジしていました。これがなかなかうまくいかず、理不尽さを感じることもありましたが、やっと解決できましたよ。

あとでお話するSIMカードをアクティベートするための日本語の情報(※法規制後)がかなり少ないので、一つの例として参考にしてもらえたら幸いです。

僕はEDEKAという大手スーパーで販売している「LEBARA」というSIMカードを選んでみました。購入したカードに付属するパスワードのような番号とパスポートだけでアクティベーションできる!という情報を得たからです。

LEBARAのSIMはオンラインのビデオ通話による審査があります。これは英語でOK。さっそく電話してみたところ「あなたはまずドイチェポスト(郵便・物流を担っている企業)に行きなさい」と、画面の向こう側にいる不機嫌気味な女性に促されました。

すぐにでもアクティベーションしたかったのでドイチェポストへ。スタッフの方に経緯を説明すると、「ここはSIMカードについては取り扱っていないよ」とのこと。

家に帰ってあらためてLEBARAのビデオ通話認証に再チャレンジすることにしました。今度は年配の男性が快く対応してくださり、画面上でパスポート等のやりとりを経て、最終確認のステップまで進むことができました。

しかし!どうやら登録する情報に問題があるらしく、LEBARAショップで直接アクティベーションすることに。

今日はプランツラウアーベルクにある店舗に行ってきましたよ。

とにかく、これまで日をまたぐほどの時間と、結構なエネルギーを使ってきたんです。

それがお店に着けばものの10分、いや15分でアクティベーションできました。驚きの速さ……。もちろん店舗に行くまでの時間とお金もかかっていますが、ネットで調べてはビデオ通話を繰り返すのと、比べるに及ばない負担感。

あくまでも僕の例ですが、もしドイツでSIMカードのアクティベーションをする際には、店頭で試してもらうほうがスムーズかもしれません。

それにしても、なぜあんなに手間暇かけたアクティベーション作業がすぐ終えられたのでしょうか?

おそらく、オンライン上では信用されていないことが前提だからだと思います。ドイツ非国民なら尚更のこと。

たとえ悪意はなくても警戒するのは当然かもしれません。 SIMカードさえあればビデオ通話認証に臨めるので、ドイツ以外の世界各地から電話をかけていると思われても仕方はありませんし、 SIMカードの販売、登録の法規制が2017年7月から始まった理由はテロ対策のため。

なんというか、無駄走りしたようにも思える今回の経験ですが、感じられたこともあります。

ここでは、目の前にいる人のほうが信頼されます。ましては親日な方もそれなりにいる、印象。(「日本が好きだ」と、僕よりも詳しく熱く話してくれる学生やビジネスマンが、結構いるのですね)

ネットでやり方を探すよりも足を運んでその問題に詳しい人に相談するほうが、解決への近道。これから迷ったり困ったりしたら、手を動かすよりも足を運ぶことを大切にしたいと思います。


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