先週、引越して間もない我が家に、ガーデナーのhommyさんにお越しいただきました。

自宅の間取りや陽当り、風とおしの状態をチェックしてもらうためです。

といいつつ、夜までおしゃべりする時間になるのですが……（笑）。

30平米もない小さな1DKに、どのように植物を配置していくのか。

空間のデザインについて3人で意見を出し合いました。

hommyさんについて

Living with nature projectは始まったばかりなので、あらためてhommyさんについてご紹介させてもらいますね。

hommyさんは渡英前、東京でデザイナーとして活動していました。ちょうどその頃、植物にのめり込んだそうです。

「植物に興味がなかった私がどうして庭や植物のデザインをやりたくなったのかというと、『私でも多肉植物をちゃんと育てられるかも？』と思ったのがはじまり。

休日に何の気なしに買った多肉植物を、仕事がすごく忙しくなった時期に世話できなかったんですね。

もしかしたら死んじゃっているかもなーと思いつつ、仕事が一段落して様子を見ると、まだそこに多肉植物が元気にいてくれて。

それから多肉植物を集め始めたら楽しくなっちゃって。休日のちょっとした時間に寄せ植えをつくれば、満足感を得られて、セラピーのような癒やしまでもらえる。

会社帰りの電車のなかで卸売業者から苗を直接仕入れるくらいにエスカレートしていったら、家に多肉植物が400個くらいになったの（笑）。」

多忙なhommyさんを癒やしていたグリーンと、培ってきたデザインを掛け合わせて何かできないか？と、渡英しガーデナーの仕事を始めたそう。ベルリンでは日本大使館のお庭など、こちらでの活動は多岐に渡ります。

インタビュー記事：ドイツ人は実質的？ フリーランスガーデナーが見るドイツ　 hommy（細野智美）さん

Profile

・hommy (Tomomi Hosono)植物と美味しいものが大好き。東京の広告制作会社でWebデザイナーの経験を経て、2016年ロンドンに移住してガーデナーの仕事を始める。2018年からベルリンに拠点を移し、ガーデナー・Webデザイナー・ボタニカルアーティストとして三足のわらじで活動中。“hommy”という名前で植物を使ったコラージュやアロマワックス、アクセサリーなどの作品をつくったり、販売しています。

・shirofukuro「白梟」は、小松崎拓郎と荻原ゆかを中心とした「暮らし」をデザイン・編集するクリエイティブチーム。自分にも、他者にも、地球にも無理を強いないライフスタイルを目指しています。

自然の力を借りて、季節と生きる

今回の作戦会議で僕がいちばん共感した考えは、hommyさんが話してくれた「自然の力を借りて生きる」こと。

hommyさんはハーブやアロマを使って暮らしを整えてみるのはどうか？というたとえ話をしてくれましたが、日々の食卓に並ぶ野菜はもちろん、日用品や薬まで、ほぼ全てのものが自然由来だからです。

自然の恵みをいただいている感覚を得られるようになると、必然的に、自然に感謝するようになるのではないだろうか。

僕らは、自分にも、他者にも、地球にも無理を強いない暮らしをしたいと考えているから、Living with nature projectにおいて「自然の力を借りて、季節と生きること」は大事なことのように思います。

今後について

作戦会議では
・ベルリンとロンドンのガーデン事情
・自然の力を借りた理想の暮らしって？
・みんなで理想の設計図を描こう
など、様々なテーマで妄想を膨らませました。

今後はリアルな空間づくりの話に触れていきます。またの更新をお楽しみに。