「男らしさ」と「女らしさ」
中性的やねって言われるのが怖い。
バイト先の塾で生徒に教えるとき、ラーメン屋でのバイトでお客さんに接するとき、友達や先輩と話す時、僕は声が高くなってしまうらしい。話すスピードが早くなってしまったり、受け答えが女子みたいな感じになってしまう時があるらしい。
それで「中性的やね」とか「女の子っぽいね」みたいに言われるのが、ごく稀にあったりする。当の僕は、そんな意識は全くなくて、普通に自然に話しているのに。
でもそれがすごく怖い。
人と話す時、そう思われていないかな?と心配になるし、話した後も不安になる。不快にさせてないかな、と申し訳ない気持ちもある。そのせいで一時期、出来るだけ人と言葉を交わしたくないと思ったこともある。声のトーンを下げて、ゆっくり話そうと意識した事もある。
でもどれもスッキリしなかった。
やっぱり誰かと自然体で話したかった。
これは僕が変わるべきなのか。
それとも社会が変わるべきなのか。
現時点では、「仕草や話し方が中性的(?)であること」を僕の弱みとして捉えたくはないし、改善しようとは思えない。
でも僕か社会か、どちらかが変わらないと、僕のこの不安は解消されないんだろうな、とも思う。
そもそも、「中性的」って何だろうか。
「女っぽい」「男っぽい」って何なのか。
そりゃ、あるんだろう。
男らしさも、女らしさも。
生物学的に2種類の性別がある以上 、大部分の男性が持つ性質や、大部分の女性がもつ性質はあって当然だと思う。だから、男らしさ、女らしさは認める。
でも、それを強制したり、そこから外れた人を嫌悪する人は認めたくないし、一緒に居たくない。そんな人が生まれる社会は変わるべきやと思う。
違いは違いで、受け止める。
「らしさ」はあっていいけど、なくてもいい。
そんな社会が実現してほしい。
僕も毎日気を付けないと。(自戒
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?