「公務員×教育」の強さ☆


いつもありがとうございます。

昨日の給食で食パンを12枚食べた、学校事務職員のタクトです。
#浜松一給食を食べる教職員

今日は、【「公務員×教育」の強さ】というテーマで書いてみようと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ ゴールが結果(成果を出す)じゃない研修
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
僕は、今年度、研究会(事務研究部)の地区の研修担当をやらせてもらってます。
義務教育関係の方ならイメージがつくと思いますが、研究部の研修方針に沿って各地区ごとの研修を進めていく役割のアレです。
各地区の研修を開始する前に、各地区の研修担当者が集まって、今年度の研究部部長(僕の大好きな大先輩です!)から今年度の方針や進め方を聞き共通理解する会合があったのですが、研修の目的についてこんな風に説明されました。

「今年度のテーマは、『“学校運営参画”の実践』です!が、研修の目的は、素晴らしい結果報告をすることではなく、この実践(研修)を通して、『普段の仕事が運営参画に繋がっているんだ』とみなさんが実感して、運営参画の“意識”を持って仕事に取り組めるようになることです。良い報告書を作ることではなくて、“実践すること”が大切です。」

この、研修のゴールを、「意識」や「(実践することという)過程」という、結果(成果)じゃない部分に持ってきているというのが、個人的にすごく良いなぁと思いました。

 
━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 公務員の強みは“時間”
━━━━━━━━━━━━━━━━
僕は、自分が何か活動するときに、自分がやる場合の、強み(勝負どころ)と弱み(勝負しちゃいけないポイント)を考えたりします。
今回研修担当になって、自分たちの研修のことを深く考えるようになり、よく対比させられる民間企業と比較したときに、見えてきた強みがあります。

それは、“時間”です。

僕たち公務員は、自分たちの仕事に対して、(もっと言うと、費やした予算に対しての)ノルマと呼ばれるものが基本的にはほとんどありません。あるかもしれませんが、企業のそれとはちょっと違うと思います。

逆に民間企業では、ノルマ(出さなきゃいけない成果)というものが明確にあります。なぜなら、そのノルマをこなす(決まった成果を出す)ことによって利益を産んで、それで会社を回しているからです。

とにもかくにも、利益を出さないと活動が続けられない構造です。

しかも、定期的に、短いスパンで結果を出すことが求められます。
「これをやると、今の利益が9年間ゼロになるけど、10年目に20倍の利益が出ます。」というような企画は中々通らない気がします。


これが公務員と民間企業の違いで、公務員は、そもそも活動の予算が、自分たちの仕事とは別のところから生まれているので、直近の成果(利益)に拘らずに、長期スパンでの方策が立てられるんじゃないかなぁと思いました。

だから、さっきの研修目的がそうであったように、「今の結果は要らないから、今後の仕事に生きる活動をしようね。」という、選択肢を持つこともできる。

直近の利益がなくても回るから、先を見据えた目的を設定することができたとも言えます。

つまり、一つの活動に長い時間をかけることができる。

これは、普通の民間企業には中々できない打ち手です。(どっちが良いとかでなく構造上の話です。大手企業はできるかもです。)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 「学校」という最強の教育ハードウェア
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
タイトルの、公務員×教育の答えは学校です。

ちなみにココでは、

公務員=今の成果が出なくても回せる職種。

教育=人を成長させる仕事。

と、定義して、結論を話します。


“公務員”という、目先の利益を度外視して長期計画で事業を進められる職種の人たちが、“教育”という、今の成果じゃなく「この子どもたちが10年後、20年後、どんな人間になっているか。」を追い求め続ける活動である“教育”をする。

そう考えると、“学校”という場が、めちゃくちゃ可能性があるシステムに思えてきませんか?

てか、ハード面だけで言ったら、これ以上の最適解なくないですか?(笑)

僕は最強だなぁと思ってます。

ついでに言うと、ソフトの面でも、今の利益追求に囚われないがために、そして、10年後20年後という予測の立たない未来にゴールがあるために、日々試行錯誤して、色々な取り組みをしてくださっている先生が出てくるし、それによって色々なタイプの先生がいるので、学校という場を面白くしてくれてる要因の一つにもなっているなぁと個人的には思います。(だって、全員が全員、明日のテストの点数を上げることばかり考える先生たちなんて絶対つまらないじゃん!)


最後まで読んでいただきありがとうございました。

未来を創るのは今の子どもたち。

明るく楽しい未来のために、明るく楽しい学校を創る。

明るく楽しい学校の未来を拓く人になる、学校事務職員、村松拓人。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?