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【RX 奥田】2021.12.11カルノパワー presents サイクルセンチュリーマラソン(13位/129人)

【前置き】

最大の目標にしていたNiseko ClassicがCovid-19ウイルスによる緊急事態宣言で中止になって移行、世間的にも会社的にもレースという感じでもなくなり、公では活動してこなかった。また、9月にワクチン接種して以来、何故か体のだるさも抜けない日々。

一方で、モチベーションとしては全く落ちず、友人たちとの練習で常に練習量は維持出来ていた。特に台湾KOMでも活躍した、同い年で友達の田中選手との月一練習は自分の定点観測やアマチュアトップクラスとの距離を知る上で非常に有意義で、彼のライフサイクルを知るとさらに頑張ろう!と思ったり、滅茶苦茶刺激になる。

また彼の弟子の佐々木選手も滅茶苦茶強くその上、イケメンで優しい!まだ1回しか一緒に練習しとらんのに、色々気を遣ってくれる。ずるい。

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※写真は夏の練習の様子。


RXの方々も素晴らしい方々で全ての出会いに感謝だし、すべては高岡さんが引き合わせてくれた縁のお陰。本当にありがとうございます!

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そうした中で、いよいよ来年2022年の目標が決まり始めた。当初は、富士ヒルで1時間切り⇒ニセコクラシックの連戦を最大の目標に据えていたが、残念ながら同日になってしまい、昨年の参加費キャリーオーバー故、ニセコクラシックを目標とすることに。

富士ヒルは、ヤビツ峠のタイムを代わりにすることにした。春先に25分台を狙っていく。12月にだした自己ベストを考えると、十分可能だろう。

ニセコクラシックでは、優勝候補たち(前述の田中選手、佐々木選手含め)とのバチバチに混ざりたい。そうなると、苦手を無くすのが肝要になってくる。自分の苦手は、平坦でのスピード維持とエアロポジション。またレース経験の少なさもある。ということで、冬は平坦強化期間に位置づけして、袖ヶ浦でのエンデューロレースに出ることにした。

まずは、試しで100kmに出てみることに。前置きが長くなったが、ようやくレースレポ。


【目標】

チームメイトの秋葉さんも参加すると思っていたが、諸事情でDNSとなり、自分のカテゴリーはソロ参加。フルマラソンに遠藤さん、4時間にまこっちさん、Tomiくん、2時間にみずちゃさん、Yopiさん。

目標としては、勝つ!と言いたいが、そんなに甘くはない。どうすれば勝てるか?を考えながら、レースを進められることを目標に。


【戦略】

レース前にチームメイトでエンデューロ巧者のまこっちさんに助言を仰ぐ。

・周りの人が分からないので、兎に角集団前方をキープする。

・よく選手を観察してついてよい人、ダメな人を見極めておく。

上記のアドバイスを聞き、自分なりに戦略を描いた。

・スプリントは経験もなく、普段から練習しておらず、さらにマックスパワーもショボいとわかっているので、逃げが出来るなら絶対に乗ること。

・もしくは何度もアタックして、少人数にし小集団でロングスプリント。

考えた通りに行くわけではないが、こうした展開を目指して走ることに。


【機材関連】

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装備はおおむねいつも通り。スタート時点では10℃、寒かったのでイナーメウィンターオイルを塗りたくり、ネックウォーマーも装備。にしてもチームメイトのTomiくんが半袖でスタートとしていてどうなってんだ?と思ったが午後スタートのみずちゃさん、yopiさん も半袖出走らしい。ワイが寒がりすぎるんか???震えながらスタート。


【レース展開】

序盤:

自分が参加する100kmとまこっちさん、Tomiが参加する4時間は同時にスタート。マトリックスの牽引により、最初から集団は高速で進む。序盤は周りも元気で、自分含めソワソワしている感じがあり、自分自身が落ち着くことを重視して、集団の速度できちんとコーナーを回れるか等を確かめながら走った。

やはり40kmオーバーでコーナーを曲がる経験が少なく、前走者との車間が空いてしまいがちに。後続に迷惑をかけているので、絶対に自分で埋めるように意識して前を追う。登りでは周りがダンシングで上体が高い中、シッティングで楽について行けるのは自分の強みではあるなと思った。一方で後ろの方はインターバルがかかるので、あまり温存して走っているという感じにはならなかったのは反省。WCU、イナーメの選手やVC福岡の武井選手の後ろによくつかせてもらっていた。この間、まこっちさんのアドバイスに従い、同じカテゴリーの要注意選手を見極めながら走る。

色々と試行錯誤しているうちに折り返しの50kmが過ぎていた。


中盤:

マトリックスの牽引が50km時点くらいで終わり、散発的にアタックが出だす。しかし4時間の選手や100kmの選手が入り混じってアタックを仕掛けている状況。自分も60km地点で100kmソロの人が前にでたので、逃げか!と思い、速度を上げて抜け出しを図るも、4時間の人に捕まる。まだ早いなぁ~と集団に戻ったりしていた。

80km近くすぎて、いよいよ前方の位置取りを大事にし出した時、まこっちさんやWCUの雑賀さん達を中心に、100km組を前に出して分断を図ってくれたようだ。これには本当に感謝しかない。声掛けをしてくださった皆様、協調してくれた方々、ありがとうございました。

100km組だけのレースがいよいよ始まる・・・。とこの時は思っていた。。。


終盤~ゴール:

100km組は恐らく20人前後の集団、残りは20kmないとなると自分は勇気をもって仕掛けるしかない。

時には逃げる人に協調したり、自分でもアタックしたりを繰り返して集団の縮小を図るが中々うまくいかない。でも楽しい!レースしてる!って感じ。


中々決定打が出来ない中、アクシデント(?)

我々から2時間遅れでスタートした2時間エンデューロの先頭集団にホームストレートで追いついてしまう。

集団全員で右に退いてほしい!と大声を出すも、前方までは届かず。ごちゃごちゃになってカオスな感じになってしまう。これで逃げが出来たらマジで最悪だ!と思い、踏むも集団の中で広がりがっておりかつ向こうもスピードが速いので、どこから抜けばよいのかわからず恐ろしい感じに・・・。

何とか抜け出したが、100km組は皆さん紳士だったようで、混乱に乗じて~みたいな人はいなかった。紳士な皆さん、再度感謝です。あと2時間組の方々には叫んだり混乱させてしまい、申し訳ありませんでした。

人数も組も多いので、しょうがないことだが、先導役のバイクの方にはうまく誘導してほしかった。。。


こうした展開の中でも、終始前方にいるMIVROの伊藤さん(以前、一緒に走られていた方でした。失礼しました!強かったです!)やMore Powerと書かれたジャージの方々が人数をそろえており手強いと感じていた。

もう集団スプリントになる展開が読めていたので、最後の登りでアタックして抜け出す以外に方法がないと腹をくくる。他に来てくれれば、その人と協調して逃げきり、というマインド。

いよいよラストラップ突入!絶対抜け出すぞ!と張り切るが・・・

コーナー途中で前走者の方がクリートヒットで落車しかける・・・。それにビビッて、番手を下げてしまう。ヤバい!と思って前に出ようとするも位置取りが悪く集団の中に入ってしまった。抜けられない・・・。あ~!!!もうアカン!と一瞬なるも、諦めることなく、ホームストレートで兎に角真っ直ぐにスプリント!が明らかに周りとの速度差がひどい・・・。ダメだこりゃ。

ずぶずぶ抜かれて終戦。終わってから結果見たら13位。

https://matrix-sports.jp/lap/result.php?evt=211211_sodegaura&ctg=003-1

ゴール超えてから周りとあれ?終わりだよね?と確認しながら健闘を称えあう。(確信が持てず、サイコンをきれなかった・・・。)皆さん、紳士やからもう1周しとくか!という感じ。最後まで気持ちが良い方々ばかりでした😊


【反省】

結局、敗因は人の言葉を借りれば、「練習してないことはできん」ということ。こうした平地レースに出てなかったことや、スプリントを意識して練習していなかった自分が原因。

また、まこっちさんの助言、「観察」が足りなかったことも大きい。

一方で非常に有意義なレースになり、こんなに考えながら走ることはこうしたレースでしか経験できない。というか考えながら、走る余裕を持てるようになったことや普通に勝負に絡めている自分の成長もすごい嬉しい。1年前には想像もできないことだった。今後もチャンスがあれば、積極的に参加していきたい。

とりあえず、他のチームメイトも書いていたが、怪我なく終わったのが一番。

今年はもう1戦出ようとしていたが、翌日に諸事情でVENGEを壊してしまい、残念ながら今年は強制終了。


ご一緒頂いた方々、レースの運営をしていた方々、いつも支えてくれる奥さんに感謝をしつつ。

皆様、よいお年をお迎えください。来年も頑張るぞ!

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