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2021年以降、動画編集では稼ぐことはできない。

この記事では、近年盛り上がっている『動画編集』ですが、今日はこの動画編集の『未来』についてお伝えしていこうかなと思います。

もしかすると『動画編集は稼げる!』と言われてそれを仕事にしようとしている方がこの記事を読むとショックを受けるかもしれません・・・。

インフルエンサー達が「動画編集稼げる!」とか言っていますが鵜呑みにしてはいけません笑

でも最後まで読んでいただくと明るい未来もありますので、もし読んでいただけるなら中途半端に読むより、最後まで読む事をオススメします。

最後まで読むと、「稼ぎたければこれを買っとけばあなたは成功します!」みたいな低レベルな情報商材みたいなことはしませんのでご安心ください(笑)

・・・さて、
「動画は集客効果が高い」と言うことはご存知かと思います。

なので、この先はさらにビジネスに動画を活用していく企業が増加していきます。

ということは、そこにニーズがあるということですよね。
その一つが『動画編集』です。

動画編集は、誤解を恐れずに言うと『ある程度勉強すれば誰でもできる仕事』です。

動画編集ができれば、単価は別にして案件なんていくらでもあります。
なので案件が取れるなんて当然。

したがって手を出しやすいということもあり、動画編集で稼いでいこうとする人が急増中という状況です。

でもちょっと注意していただきたいことがあります。

それは『動画編集のスキルだけではこの先は稼ぐことはできない』と言うこと。

簡単に稼げるからといって、手を出したはいいが単価も低く、例えば副業で10万円以上稼ごうと思えば自分の時間なんてありません。

動画編集が大好き!で苦じゃなければいいのですが笑
実際そんな人は数%でしょう。

じゃあ動画編集はこれからどうやって稼いでいけば良いのでしょうか?

このnoteでは、動画で大きく稼いでいきたい、そして市場価値を高め、淘汰されない、動画クリエイターが進むべき方向性についてお伝えしていきます。



■動画編集の需要

動画編集の需要は、明らかに増加傾向にあります。

要因は、

大きな要因は『通信環境の変化』です。

その結果今よりさらに動画が見られやすい環境になってくるということですね。

あなたもちょっと考えてみて下さい・・・

Google検索の結果で、動画が上位表示されることって最近増えていませんか?
あなた自身、テレビよりYouTubeやNetflixを観る時間の方が多くなってないでしょうか?

私自身2018年あたりはYouTubeやNetflixなんて、ほとんど観ることはありませんでしたが、今は観ない日はないってくらい毎日観ています。

日本全体で見てもこのような年々テレビの視聴時間が減って動画の視聴時間が増加しているという傾向があるということがデータでもわかっています。

このように動画に費やす時間が増加していると言うことは、市場が大きくなっていると言うこと。

なので、『動画を作って、世の中に露出していく』と言う需要も増加していきます。

それに伴い、動画編集の需要も増していく。ということです。

■動画編集の単価

さて、動画編集の単価についてですが、1,000円〜50,000円といったところでしょうか。

基本的には、時間やかける労力やスキルによって異なりますが、大体このあたりかなと思います。

「大体この辺り」といっても1,000円と50,000円じゃあ50倍も違いますよね。

この違いはどこからくるのでしょうか?

おそらく動画編集で稼いでいこう!と思っている方の多くが、
『YouTubeの動画編集を受注する』ということだと思います。

実はこのYouTubeの動画編集、単価は最も低いと言わざるを得ません。

例えばクラウドソージングで調べてみると、1本1,000円などはザラです。
いくら高単価でも上限は10,000円程度でしょう。(Aftereffectなどで凝った動画を作るのであれば別です)

例えば仮に、1本1万円で発注することができ尚且つ、毎日更新するクライアントを3人見つけると売上は90万円になります。
・・・が、動画1本につき10,000円の費用をかけられるクライアントはそう多くありませんし、競争も激しいです。

そもそもそのような状態だと、寝る暇も自由な時間もなくずっとPCの前で作業しなければいけない状態だと思います。
さらに仕事を振って手伝ってもらわないもいけない場合もあるでしょう。

しかも、契約が切れたらそこで終わりです。
なので現実的ではありません。

じゃあ50,000円ってどんな案件なのか?というと、

・対談動画
・セミナー動画
・講演会の動画
・商品・サービスの紹介動画

などのプロモーションの一部として受ける動画編集の案件です。

これは残念ながら、一つのプロモーション全体を請け負わなければそれだけの高単価にはなりにくいというのが現実です。

なので今から個人でそのような案件を取っていくのは不可能なのか?というとそうではありません。

次からは、今個人で頑張っている動画クリエイターが安定的に大きく稼いでいくためにはどうすれば良いのか?という事をお伝えしていきます。

■動画クリエイターの未来

先にお伝えした通り、この先動画編集だけでは稼いでいくことはできません。

なので動画編集のスキルしかない動画クリエイターは、淘汰されます。
感覚値でしかありませんが、1年後はピーク時のおよそ5割以上の方は動画編集はしていないでしょう。

残ったとしても、単価の低い仕事が大半です。
さらにAIが動画編集の仕事を代替するようになっていきます。

なので、『動画編集』自体には市場価値がなくなってしまうことが高い確度で予想できます。

・・・暗い話題が多くて申し訳ありませんが、これが現実ですのでしっかりと認識しておいて下さい。

「じゃあ動画クリエイターはやらない方が良いんじゃないの?」

という結論にいたるかもしれませんが、それは違います。

動画クリエイター業界に限らず、様々な業界でそのようなことが起こっていますし、これからもさらに加速していくでしょう。

なので動画クリエイターだけに限った話ではないということです。

むしろ動画クリエイターはこれから先の時代に、企業から求められ、大きく稼いでいける可能性がある職業なんです。

じゃあどのように稼いでいくのか?ということで『仕事の受け方・仕方』の部分にフォーカスすると、

・自分が直接企業案件でプロモーション全体を一括して受注する
・チームで動いてプロジェクトを回す(動画編集者ばかりではダメ)

この2つの考え方で仕事を受注していかなければいけません。
これ以外にはないんです。

いつまでも単価の低いクラウドソージングの案件を編集単体で受けていてはいけないんです。

そして、『チーム』と言っても同じ動画編集者の集まりだと意味がありません。
例えば動画編集者のコミュニティに所属しても、動画編集者の横の繋がりはできるかもしれませんが、稼げるようになるか?と言えばそこにいても期待はできないでしょう。

また、ある程度うまくいったり仕事が取れたりしたらnoteなどでそのノウハウを売るというのも需要があるうちは良いとは思いますが、継続して収入を得られるものではありません。
そんなものは主たる収入としてはあり得ません。

・自分が直接企業案件でプロモーション全体を一括して受注する
・チームで動いてプロジェクトを回す

というのは、もちろん簡単ではありませんし、すぐに構築できるものではありません。

だから今から準備しておくことが需要なんです。

おそらく2020年〜21年はまだ動画編集単体での仕事は簡単に取れると思います。

問題はその期間にしっかり準備しておかないと動画クリエイターが稼げるようにはならない、ということです。

じゃあその『準備』とは具体的に何をすれば良いのでしょうか?

■動画クリエイターはマーケティング思考を身につけるべき

結論を言うと、動画クリエイターの方は『マーケティング思考』を身に付けて下さい。

そもそも「マーケティング」ってなんでしょうか?
Wikipediaで調べてみると、

マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。

マーケティングって「概念」なのでわかりにくいですよね。

なのでわかりやすくするために僕が「マーケティングって何?」と聞かれて答えている定義はこちらです。

誰に・何を・どのようにを最適化し続けること

ちょっとはわかりやすくなりましたでしょうか?

このマーケティング思考がなければ、自分の売れる商品・サービスを作ることはできませんし、企業の求めている効果のある動画を作ることはできません。

そして

したがって、

ということができないということになります。

逆に言えば、マーケティング思考を身につけると企業はもちろん仲間からも必要とされる存在になっていきます。

なので動画クリエイターは、

動画×マーケティング

を目指して動いて下さい。

オススメの本をご紹介しておくと、

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント基本編 第3版

この本で基本を体系的かつ網羅的に学べますので、マーケティング思考を身につけるには最適です。


■マーケティング思考のない動画クリエイターは淘汰されていく

結局マーケティング思考のない動画クリエイターは、自ずと市場価値がだんだん下がっていってしまうんです。

誤解を恐れず言うと、『ただの作業』という位置付けになるということです。

もちろん、
・カットの場所
・テロップのセンス
・BGMの選定
などは人によって技術やセンスが問われるということは百も承知です。

しかし、企業そして市場がそれを優先的に求めているか?と言うとそうではありません。

それよりも、
『どうすれば目的を達成させられる動画、プロモーションにできるのか?』と言うことの方が重要なのです。

近い未来、AIが編集作業を最適化できる可能性だって十分あります。

その時までにマーケティング思考を是非身に付けておくか否かで、収入はまったく違ったものになってきます。


■さいごに

市場には下図のように、必ずライフサイクルというものがあります。

2020年現在の動画市場は『成長期』です。
基本的に特に差別化やポジショニングなどで競合他社と差をつけなくても、稼げるフェーズです。

なので比較的、簡単(simple)に稼ぐことが可能です。

重要なことは、ここで次の成熟期・衰退期の準備をするかしないかで生き残れるかどうかが決まるということ。

そのためにはしつこいようですがマーケティング思考が必須ですので、今から身に付けておいて下さい。

そして、

・自分が直接企業案件でプロモーション全体を一括して受注する
・チームで動いてプロジェクトを回す

このような仕事の受け方で、働いていきましょう。

あと、マーケティング思考はこちらのマーケティング専門ブログでも身につけることができます。

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