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鏡面をかけた靴の扱い

「鏡面をかけた靴を履くと気分は良いけど、後のお手入れが大変」

そんなお声を頂くことが多かったので、今回は鏡面のお手入れについて更新します。

ご自分で磨かれた鏡面、お店に出して磨いてもらった鏡面問わず使用できます。

◎鏡面が曇った

鏡面をかけてしばらく経つと表面が白っぽく曇ることがあります。
油分の浮き、最後の仕上げが中途半端、使用する道具の違いなど理由は様々ですが、基本的な対処は拭くことです。

工程としては
①ブラシ(山羊がお勧め)で埃を払う
②ネル生地で撫でるように乾拭き
これだけ。

拭くだけで曇りが取れない場合は
③脱水した洗濯物くらいに湿らせたネルで撫でるように拭く
それでも曇りが取れない or 小傷が多い場合は
④柔らかいポリッシュを極少量*③のネル生地にとり、撫でるように磨く
*ポリッシュ表面にネルをそっと乗せる程度の量

◎靴を擦って鏡面に傷が付いた

車の運転やデスクワークなどで意図せず靴を擦ってしまうと、鏡面が崩れて悪目立ちします。深く擦れた場合は磨き直しが必要ですが、軽度のものなら次の方法で目立たなくできます。
*ご自分である程度靴を磨かれる方向けの手法です

①ブラシで埃を払う
②傷が付いた箇所へポリッシュ*を少し力を加えて乾燥させつつ塗りこむ

*慣れないうちは少し乾燥させたものがお勧め
③ネルに少量の水とポリッシュを取り、馴染ませるように磨く
→傷ついた箇所だけではなく、全体にぼかして鏡面をかけ直すイメージで


今回までnoteを書いてきましたが、感覚的な要素が多く、文字だけでは伝わらない部分が多々あります。イベントや出張の際には、これまで書いてきた内容は勿論、それ以外についてもお答えしておりますので、お気軽にお声がけ下さい。

週1で投稿してきたnoteですが、今後は不定期に更新します。


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