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診断士活動のための東京駅地下一周コース

中小企業診断士の宮﨑です。
8月も末ですが、残暑厳しいですね。来年の今頃は東京オリンピックが終わってパラリンピックがまさに始まろうとしている頃です。東京オリンピックと言えば、東京駅の地下に、1周約3kmの全天候型地下周回コースがあるのをご存知でしょうか?とっても競技用では無く一般用地下道のことです。
通勤に使っている路線以外の電車にはあまり乗らない方も多いかと思います(診断士取得前の私はそうでした)。診断士の研究会活動を始めると、しばしば通勤以外の路線に乗るようになります。診断士東京協会の研究会は東京駅付近の会議室を使うことが多いので、東京駅の各路線への乗り換え位置関係を知っていると便利です。それに、列車運休などピンチの時や、来年の東京オリンピック開催時の交通混雑などの場合に、抜け道を知っていると良いことがあるかもしれません。

では、中小企業診断士の皆さんおなじみの「中小企業会館」からスタートして、東京駅地下道を1周したいと思います。
中小企業会館のすぐ近くに有楽町線の銀座一丁目駅がありますが、ここからは地下に入らず、1駅西に向かった有楽町線の有楽町駅に向かいます。徒歩で6〜7分程度だと思います。
銀座一丁目駅と、有楽町駅は、とても近いのです。
中小企業会館に用事がある場合、有楽町線を1駅分乗るよりも、歩いてしまった方が良い場合もあるかもしれません。

こちらが有楽町駅の入口です。
階段を降りて西に向かいます。

道なりに進むと東京国際フォーラムの入口が見えてきます。ここから周回ルートに入ります。1周してここに戻って来たらゴールです。
ルートの概要としては以下の通りです。ほぼ長方形と覚えておくと良いと思います。

さらに道なりに歩くと三田線日比谷駅にぶつかります。ここが4隅の一つです(地図のA地点)。
ここから右折して北に向かいます。ちなみに、ここを左折すると日比谷線の日比谷駅に行くことが出来ます。

ただひたすらまっすぐです。
昔、ここの地下通路をモチーフとしたゲームがありました。

大手町側に所在地がある日本を代表する企業・団体を横目に見つつまっすぐ北に進みます。

途中、千代田線二重橋前駅三田線大手町駅の前を通ります。このあたりは千代田線の駅と三田線の駅が交互に配置されています。

そして4隅の1つB地点に到着します。東西線大手町駅千代田線の大手町駅が近くにあります。今回は1周するためにここで右折して東に進みますが、道なりに北に進むと半蔵門線と丸ノ内線の大手町駅や、日経ホール、経団連会館などに行くことが出来ます。

B地点から東に進みます。ここからJR東京駅の地下をくぐって反対側(八重洲方面)を目指します。
途中「謎のアップダウン階段」があります。何段か下って、しばらく歩いたら今度は何段か昇る階段になっています。テレビ番組のブラタモリでも紹介されていましたが、この垂れ下がっている天井に沿って、地下鉄丸ノ内線が通っているそうです。さらにこの通路の真下に東西線ホームがあるのですが、このあおりを受けてホームの天井がせり出しています(探してみてください)。地下道は結構ギリギリを攻めているのです。

まっすぐ進むとC地点に到達します。東京駅の地下でもこのあたりの人口密度が一番低いように思います。C地点を右折せずにまっすぐ進むと日本橋駅の近くまで行けるのですが、地下道ではつながっていません。もし将来的につながる計画があるなら、便利になりますね。

C地点を右折して階段を上ります。だんだん人通りも多く賑やかになってきます。東海道新幹線の東京駅はすぐ近くにあります。東京キャラクターストリートを経由して八重洲地下街に向かいます。

八重洲地下街です。右端の写真の像はヤン・ヨーステンさんです。「八重洲」の語源の方です。

八重洲地下街の南端、てんやとセブンイレブンの間を通ってグラントウキョウサウスタワーの地下に入ります。ここから先はGoogle MAPでもわかりにくいのですが、地下街同士がつながって連絡通路のようになっています。

ビル地下街を抜けると、いきなりJR東日本の京葉線東京駅に到達します。

左手にレリーフがあります。戦後すぐ、進駐軍の鉄道司令部に設置してあったものだそうです。日本全国の鉄道網が刻まれています。


しばらく歩くと東京国際フォーラムが見えてきますので、中に入ります。

東京国際フォーラムの地下ど真ん中を通過します。
そして、ここを抜けると有楽町線有楽町駅にぶつかり1周完了です。今回は寄り道しながら歩いて約1時間かかりました。体力がある方は右に曲がってもう一周どうぞ。

通った駅は、スタート地点から、有楽町線、三田線、千代田線、東西線、JR線でした。周回コースから少し離れると日比谷線や半蔵門線、丸ノ内線にも行けます。

また、今回は有楽町線有楽町駅から地下に入って三田線にぶつかるまでまっすぐ東に進みましたが、入ってすぐ左手にある東京交通会館の地下を経由して銀座駅まで行くルートもあります。ここから別ルートを通って日比谷線の日比谷駅、三田線の日比谷駅に抜けると、もう少し長い1周が出来ます。

地下道は、雨も降らず、夏の暑さや冬の寒さが多少緩和されるのでとても便利です。また気分転換やダイエットのための散歩なんかに利用しても良いと思います。

IT系企業に所属する企業内診断士です。