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【例文と動画あり】10分で書けるセールスレター作成術!

こんな人におすすめ

  • クオリティの高いアニメーションを作りたいが、シナリオの構成やストーリーテリングに苦戦している。

  • クライアントの資料を最初から順番にアニメーション化している

  • 広告アニメーションのリアクションが少ない


Vyondでのアニメーション制作において、シナリオ構成は重要な要素ですが、どうやって効果的なストーリーを作り上げるかに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで、Webライティングの手法であるQUESTフォーミュラが、Vyondのシナリオ制作に非常に役立つことが分かっています。この記事では、QUESTフォーミュラの基本概念から具体的なVyondでの活用法までを詳しく解説していきます。

アニメーション制作におけるシナリオ作りのヒントを探している方はぜひご覧ください。あなたの作品がより魅力的なストーリーとなることで、視聴者を惹きつけ、成功につながるでしょう。

  1. Q(Qualify):絞り込み

  2. U(Understand):共感、理解

  3. E(Educate):啓発

  4. S(Stimulate):興奮

  5. T(Transition):変化

QUESTフォーミュラとは

QUESTフォーミュラは、Webライティングにおいて効果的なストーリーテリングを実現するための手法です。その名前には、Q(Qualify)・U(Understand)・E(Educate)・S(Stimulate)・T(Transition)という5つの要素が含まれています。

Q(Qualify):絞り込み

Q(Qualify)は、絞り込みを意味します。この要素では、ターゲットの属性を絞り込みます。なぜなら、あらゆる人々が同じ関心やニーズを持っているわけではなく、特定の人々に焦点を当てることでより効果的なメッセージを伝えることができるからです。

絞り込むためには、まず対象読者の属性や特徴を明確に理解しましょう。どのような人々があなたのメッセージに関心を持つのか、どのような問題や課題を抱えているのかを把握します。それに加えて、その人々にとって重要な価値や利益を提供できるかを考えます。

絞り込みの目的は、効果的なコミュニケーションを実現することです。特定のグループに対して的確なメッセージを伝えることで、彼らの関心を引きつけ、共感を生み出し、行動につなげることができます。

例えば、特定の業界や職種、興味関心のあるテーマなどに基づいて読者を絞り込むことができます。その結果、メッセージがより的確に届き、読者の関心を引くことができるでしょう。

絞り込みは、シナリオ制作においても重要です。作品の主人公や登場人物を特定のターゲットに合わせることで、よりリアルなストーリー展開が可能になります。

【例文】

小学生のお子様をお持ちの皆さんへ
こんな悩みはありませんか?
・子どもが全然勉強しないので不安
・将来役に立つスキルを身につけてほしい
・何をすれば良いのかわからない

U(Understand):共感、理解


U(Understand)は、読者との共感を築くための重要な要素です。共感を生み出すためには、読者の悩みや問題に対して具体的に理解を示す必要があります。

まず、読者の悩み事を具体的に示すことが重要です。抽象的な表現ではなく、具体的なシチュエーションや具体例を挙げて、読者が直面している現実の悩みを明確にします。

さらに、悩み事を放置した際の最悪の結果を示すことで、言い方は悪いですが不安を煽ります。読者がその悩みを放置した場合にどんなリスクや困難が待ち受けているのかを明確に伝えることで、彼らの不安感を刺激します。

また、悩み事の深刻さを明確にすることも重要です。読者が自身の悩みがどれほど深刻で重要なものなのかを理解させることで、早期の解決を促す効果があります。具体的なデータや事例を示すことで、悩みの深刻さを裏付けることができます。

共感を生み出すためには、読者の心に寄り添い、彼らの悩みを具体的に理解することが不可欠です。U(Understand)の要素を取り入れることで、読者との共感を高め、彼らが自分自身の悩みを解決するために行動を起こすよう促すことができます。

【例文】

もし、お子様が何もしていないと…
・受験で不利になる
・履歴書に書ける資格がない
・あの時、頑張っていればと後悔する

E(Educate):啓発

Eパートでは、訪問者のお悩みや要望を解決する手段として、自社の商品やサービスの特長やメリットを紹介します。なぜ自社の商品やサービスならば、お客様のお悩みや課題、要望を解決できるのかを説得力を持たせて紹介します。

このパートでは、商品やサービスの有用性を示すデータや実績を提示することも重要です。訪問者に対して、自社の製品やサービスがどれだけ効果的であるか、具体的な事例や成功事例を通じて紹介し、信頼を築きます。

また、悩みや要望をできるだけ簡単な方法で迅速に解決できることを示すことも重要です。訪問者が自社の商品やサービスを利用することで、手間や時間を節約できるなど、具体的な利点を強調します。

Eパートは、訪問者に対して情報を提供し、彼らが自社の商品やサービスを選ぶ理由を納得させる重要な要素です。次のパートでは、具体的な販売手法やアプローチについて解説していきます。

【例文】

そんなあなたに「〇〇塾!」
・〇〇塾は小学生にも英検、漢検の指導をしています。
・当塾は検定試験会場に登録されているので、小さなお子様でも、いつもの教室で安心して受験できます。
・塾長はもちろん検定合格者で、留学経験があり、本場の英語をマスターしています。

S(Stimulate):興奮

Sのパートでは、商品やサービスのメリットやベネフィットを強調し、訪問者の興奮を高めます。Eのパートで商品やサービスの内容を理解した訪問者に対して、「何が得られるのか?」や「どんな問題から解放されるのか?」などの具体的な利益を明示します。

訪問者が購入を検討している場合、彼らは自分が商品やサービスを利用した際の明るい未来をイメージしたいと思っています。そのため、Sのパートでは、購入すれば訪問者にとってどんな明るい未来が待っているのかを強調します。

また、逆に、購入しなかった場合の未来の姿を提示することも効果的です。訪問者に自分の未来を想像させ、商品やサービスを購入することで得られるメリットを再確認させます。

興奮を高めるためには、具体的なシーンやイメージを使ったストーリーテリングが有効です。訪問者が自分自身を主人公として物語に入り込めるように工夫し、商品やサービスを利用した明るい未来をリアルに感じさせることが重要です。

Sのパートでは、興奮を最大限に引き出し、訪問者に行動を促す力を持つ情報やストーリーを提供することがポイントです。

【例文】

・小学生のうちから英検を取得することで中高生になっても堂々と英語を活かすことができます。
・漢検を取得すると、読解力がアップして、基礎学力を強化できます。
・難しい漢字を練習することで字が綺麗になります。

T(Transition):変化

Tのパートでは、訪問者の注文やお問い合わせなどのアクションを獲得し、アクセスをコンバージョンへと変化させる重要な段階です。

まず、訪問者がお問い合わせをする際の阻害要因をひとつずつ潰していくことがポイントです。具体的には、ご注文の流れやよくある質問、料金のご案内など、訪問者が求める情報を提供することが重要です。明確な手順や料金体系を示すことで、訪問者が安心してアクションを起こせるようにサポートします。

さらに、お問い合わせ先や資料請求など、目的地への誘導も忘れずに行います。CTA(Call to Action)ボタンやリンクを配置し、訪問者が直感的に行動できるように導きます。

Tのパートでは、訪問者が興味を持ち、行動に移してくれるような環境を整えることが大切です。スムーズな遷移と明確な目的地への誘導を通じて、アクセスをコンバージョンへと変化させることができます。次の章では、具体的なTの手法と活用例について解説していきます。

【例文】

・気になる料金のご案内
・兄弟姉妹割引をご用意
・体験授業や面談はHPのお問合せフォームから

QUESTフォーミュラを用いた実際のアニメーション

それでは実際に学習塾の案件でシナリオを制作した時のアニメーションをご覧ください。

QUESTフォーミュラは絶対的なルールではない

実際のアニメーションを見て気がついたかもしれませんが、必ずしもQUESTの順である必要はありません。むしろ短時間で情報を伝えるショート動画の場合は、5要素では収まらないでしょう。

QUESTフォーミュラ以外にも多くのWebライティング手法があります。
形式にとらわれず、最善なシナリオを制作しましょう。

まとめ

  1. Q(Qualify):絞り込み

  2. U(Understand):共感、理解

  3. E(Educate):啓発

  4. S(Stimulate):興奮

  5. T(Transition):変化

QUESTフォーミュラは、Webライティングの手法として有用であり、Vyondにおけるアニメーション制作のシナリオ制作にも効果的です。

このフォーミュラは、読者の関心を引きつけ、商品やサービスのメリットを理解させ、感情を揺さぶり、解決策を提供し、行動を促すという5つの要素で構成されています。
シナリオ制作においても、問題提起や説明、共感を生むストーリー展開、解決策の提示、行動の機会を与える結論などを取り入れることで、より魅力的なアニメーション作品を制作することができます。

QUESTフォーミュラを活用して、Webライティングの力を最大限に引き出し、視聴者に強い印象を与えましょう。

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