この会社でいいのだろうか？
多くの人が大学卒業直前、または働き始めてからこのような考えを持ったことがあるのではないでしょうか？

大学院生にとっても進学する大学院、担当の教授の先生は大切になってきます。
今回は私の通う大学院について少し書きたいと思います。

今まで私の通う大学院については書いてきませんでしたが、私は現在Yonsei Graduate School of International Studies (GSIS)のProgramに所属しています。

一年通ってみた感想を中心に書きたいと思います。

私が通う大学院について紹介する前に、大学院全般について簡単に書きたいと思います。

大学院には、総合大学院と専門大学院があります。
前者は学問の研究に重きを置き、後者は高いレベルの技術、知識の取得することを目的にしています。

私が通っているYonsei GSISは専門大学院になります。
韓国にある他のGSIS系列の大学院もこれに含まれます。

それでは私が一年通った感想を書きたいと思います。

私がYonsei GSISを選んだ理由は、他のGSIS系列の大学院にはない移民関係の授業が充実していたこと。これに加え、他の大学院に比べ選択できる授業が多いことが挙げられます。
（＊GSIS系列の大学院では他の大学院のGSIS系列の授業も一応履修できます）

この点において、興味関心のある授業について学べるので、Yonsei GSISを選んで良かったと思いました。

続いて授業の難易度についてですが、日本の大学での授業をイメージしていると結構苦しみます。何を専攻するかにもよりますが、私の専攻（国際関係、国際協力）では毎授業１００ページ前後の予習課題+卒業論文以上のクオリティーのレポート（学術論文として意味のあるpaper）を出すことを求められます。
なので、大学院に進学するときはしっかりと覚悟を持った上で進学することをお勧めします。

教授による課題のフィードバック、メールの返信については教授によって異なります。教授によっては手厚いフィードバックやアドバイスをもらえますが、他の場合、そこまでのサポートを期待できない場合もあります。

教授からの手厚いサポートを期待する場合は私の通うプログラムはあまり向いていないかもしれません。

私の今現在の正直な感想は良くも悪くも学生の自由度が高いという印象です。志を高く持つ学生は高いアカデミックパフォーマンスを披露しますが、その一方で韓国での生活を楽しむために大学院に来たような人も見られます。

私の通う大学院ではrelative grade system が採用されているので、成績についてはなかなかシビアです。

もともと私自身の精神面での成長のために厳しい競争環境を求めてやってきましたが、最初に期待していたよりはそこまで厳しくなかったのかなと思います。この点においては少しがっかりしました。
（もちろん大学院に通う前に予想していたよりは自分がこの環境下で立ち回れていたといういだけで、十分この環境はなかなか辛いです。）

学業以外のことについては、このコロナ下では制限されていました。そのため、現在になってもクラスメイトと新しい交流関係をあまり築けない状態にあります。特に日本人の学生が少ないため、同民族グループから広がるコミュニティーの和がない状態なので、授業がオフラインの場では新し友達やクラスメイトと交流を深めることは極めて難しいです。

（＊入学時に同学期生のグループチャットが形成されますが、それはほとんど大学からの情報を流すためのチャットでプライベートな会話はありません。）

サークルのような勉強以外の活動も、コロナ下のため制限されていました。私は今学期はcommuity for international students のようなコミュニティに所属していましたが、活動は全くありませんでした。
今後もコロナが猛威をふるう限り、このような状態が続くと思います。

このような状況下だったので新しいつながりを作ることは難しかったですが、私の場合は、大学生時代に従事していた留学生サポートのおかげで、もともと韓国人の友達が30人ほどいました。そのため、韓国に全くコミュニティがないという状態で学生生活がスタートしなかったので、その点は良かったと思いました。

約１年間韓国で大学院生をした感想はこのような感じです。
もし私が所属しているプログラムについて気になることがある方がいれば、コメントをいただければ幸いです。