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【週末雑記#39】納涼と中華とひと夏の恋と

名残惜しくも一番好きな季節である夏が終わる。最後の力を振り絞っているのか、今日は気温が30度を超えており、残暑極まる中だが、来週はもうさすがに涼しくなっているのだろう。

10月1日に祖父が90歳を迎えたが、来年は夏を一緒に過ごせるのだろうか、と、考えると、ふと寂しくなる。今年の夏は、直接会うことが出来なかった。会えるうちに、できる限り、会っておきたいな。祖父に限らず、もう何度会えるのだろう?という人がたくさん出てくるのが人生なのだろう。新しい出会いも大事にしつつ、これまでのご縁も大切にしていきたい。

シルバーウィークも明け、年末まで駆け抜けるように忙しさが続きそうだ。今年は忙しいだけで、ここまで色々手を変え品を変え頑張ってきたものの、なかなか大きな成果に繋がらなかった。細かい改善は積み重ねてられているものの、理想と現実の乖離は埋められず、最早理想が何だったかも、つい忘れがちで、全く太刀打ち出来ていない現実だけが目の前にある。

まだまだ、自分の中で「再現性」というのは担保できておらず、各施策は運用コストを回収しきれていない。これまで楽をしてきた部分が、いよいよ可視化された状況だ。

しかし、不思議と、この停滞感は既視感もある。ちょうど、社会人4年目の頃がそうだった。人生経験を積むと「こういうことも起きるのか」というのもある。そう考えると、まだまだ全然やれる気がしてくる。あのとき、うまく打開できたから、今回もいける。時間はまだ有る。年内あと3ヶ月。どこまでやれるか。

話は変わるが、一番好きなご飯を問われると自分は「中華」と答える。一人暮らし時代は中華料理屋にずいぶん助けられたし、訪れる街で行う中華料理屋開拓は楽しかった。横浜に住んでいた頃の横浜中華街開拓も楽しかった。

なんとしても、夏のうちに京都の中華も複数開拓しておきたく、今週は祇園の中華料理屋に足を運んだ。とにかくこの酢豚を食べたかったのだが、無事入店。なんとも上品な味で最高だった。焼き飯もセットでいただく。こちらも至高。

めちゃくちゃ美味かった酢豚とチャーハン@竹香

そういえば、夏の間に開拓した、マダム紅蘭の麻婆茄子も絶品であった。京都の賀茂なすを贅沢に用いたこちらは夏季限定ということで、来年の夏も楽しみな逸品である。

賀茂なす麻婆豆腐@マダム紅蘭(夏季限定)

京都の中華は奥が深いので、今後も開拓が続くだろう。

京都ジン。ラベルは西陣織り。

行きつけとなってきた祇園のバーでは、ジンをいただく。ラインナップが毎度増えるので楽しい。もっとお酒に詳しくなりたい。

そういえば、夏が名残惜しくて、マリブコークも飲んだ。

「フラッと祇園の店を開拓したいよね」というテンションで、さくっと入った二軒目も雰囲気良かった。若いバーテンが修行しつつ、店は繁盛していたように思う。すっかり酒場に人が戻っていて、嬉しい。

3件目に足を運んだ酒場では「一夏の恋路」にたまたま出会し、思いがけず楽しい週末となった。にしても、人の恋路を聞くのは、ドラマでも映画でもリアルでも、どうしてワクワクするのだろう。その顛末を根掘り葉掘り聞くのは野暮な話だが、どこかでちらっと耳にできたら、嬉しいな。

テンション覚めやらず翌日映画を見たが、ほんと「成就した恋ほど語るに値しないものはない」というのは名言だな、と。最高のタイミングで公開してくれて、ありがとう。語るに値する恋を、今後も楽しみにしたい。

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