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【音楽雑記#80】Shiggy Jr.

あまりお笑いには詳しくないし、音楽ほどの思い入れはないが、M1グランプリを今年も見た。出場者6000組超というのを聞き、バンドだけでなくお笑いもそうだが「エンタメ」というのは永遠になくならない市場なのだろう。コロナで1000組以上も参加者が増えたらしい。何が起きているのだろうか。人々の心情の変化のところに興味がある。

今年のM1は多くの記事や感想がネット上に飛び交っているので、詳細はそちらに譲るが、これまでの苦労と下積みが報われる素晴らしい物語だったように思う。いい話を見せてもらった。惜しくもチャンスを逃した芸人にとっては、また1年チャレンジが始まるのだろう。その姿に勇気をもらっている人もたくさんいる。

本多さんはこの機会に知ることが出来た偉人の一人だ。笑わない芸人を指導してきた講師は愛ある指導で人気を博してきたらしい。ちょっと仕事から離れて、年末はこの方の書籍でも目を通してみよう。

Kindleの年末セール、本当にありがたい。

▼思い出

もうライブを見ることが出来なくて悲しいが、Shiggy Jr.は、友人の友人がやっているような心理的距離が近いバンドで等身大で応援していた。2019年、惜しまれながら解散してしまったものの、関西にいる間には何度かライブに足を運び、ライブだけでなく、普段の音楽鑑賞の中でよく耳にしていた。たまに、渋谷に遊びに出たときに街に広告が出ていた時は「自分も頑張らねば」と、素直に思うことが出来たバンドだった。

芸人のチャレンジなんかに想いを馳せても始めるよりも絶対終わらせることのほうが難しいと思う。信念がある人ほど、そして、惜しいところまで行けた人ほど、多分、引き返すことが出来ない。信じたことを続けていって「最高の景色」を見れた例だけがフォーカスされるので気付きにくいが、一切最高の景色を見れないまま人生おわる人がほとんどだ。その差分は何なのだろう?成功に再現性は本当にあるのだろうか?それとも、その成功の定義次第なのだろうか?きっと、ほとんどが最高の景色を見ることが出来ないから、これだけエンタメとして跳ねるのだろうから、ビジネスとしては良いのだろうけど、当事者としてはたまったもんではないだろう。さて、どこで見切りをつけていくのだろうか?

20代で終わりを選択した彼らはその点、良かったのかも知れないし、それぞれ新しい環境で活躍されているのだと思う。それでも、応援してきたファンからすると、気持ちの整理をつけるのも大変なのだろう。それこそ、本気で追っていた方ほど。

今週で仕事納めだ。駆け抜けるように1年が終わった。年末、しっかり気持ちを切り替えるように最終週、全力で行こう。

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