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【音楽雑記#72】アルカラ

休日の過ごし方は人それぞれだと思うが、自分は好きな予定を入れてこなしていきたい人間で、平日も休日も「忙しかったな~」と言いながら、すぐに眠るような生活を送りたい人間だ。

正直、コロナで活動を制限されている中では動きにくかったが(そして、今でもそれは続くが)それでも、その御蔭で、自分なりに趣味を再開したり、新しい習慣を作ることを試みたり、勉強熱が再燃したりで、楽しむことが出来た。来年はどんな過ごし方になるんだろうか?

年末の予定がいよいよ埋まってきた。こうやって、先に楽しみで埋めて、そのイベントを楽しむために日々を過ごして、なんとか人生をやり過ごしてきた。プライベートも仕事もそんな感じかもしれない。何かを成し遂げたいとか、強い意志がある人生では今の所ないが、それでも、前向きに予定を埋める気力があるうちは、ずっと人生楽しいかもしれないな。

▼思い出

縁もゆかりもない大阪に一人やってきて、土日休みでもない20代、配属になった同僚は職場の人間と野球やゴルフ、飲み会に勤しみ、合コン三昧、といった感じだったが、どうもそんな雰囲気に馴染めず、毎日やることがなかった。資格取得してみたり、上司のMBA課題を解かせてもらったりしてみたが、仕事一辺倒の人間にもなりたくなく、好奇心をくすぐられるものを日々探しあぐねていたように思う。

そんな中でアルカラと再会した。大学時代、友人から勧められ存在は知っていたが、ライブに行くほど好きでもなかったのに「味園ユニバース」という元々有名キャバレーだった場所でライブを行うことを知り、いつの間にかチケットを手に取って、なんばに向かっていた。

そこには、本気で人生を楽しむ大人の姿があった。それはステージ上のバンドマンだけではなく、観客も同じだ。こんな風に人生を送っても良いのか。ちょっと不思議な感覚だけど、気が楽になったのを覚えている。

▼今、1番聞きたい曲

その後、アルカラのライブには通い続け、味園ユニバース周辺、裏なんばの辺りは思い出深い、関西でも大好きな場所の一つとなった。

当時、シケっていた関西生活の風穴を空けてくれて、新たな展開を自分に授けてくれたバンドとして非常に感謝している。

そんなアルカラも20周年。自分にとって「秘密基地」のような、少年心を思い出させてくれるバンドと共に、これからも人生を謳歌していきたい。

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