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風景そのものを「獲得」する

昨日から京都では「京都国際写真祭」がスタートした。

京都に移住してから過去2年参加し、写真そのものというよりは、誰もがスマホを持ち歩き、写真家であるこの時代になお、写真を通じて表現することに挑戦し続けている「人」に興味があり、今年はボランティアにも少し参加することにした。

同じ写真祭でも毎年テーマが異なり、自分自身が常日頃考えていることも2年間で変化があったと思う。今年のテーマはSOURCE。東京という街のアンチテーゼ的なものが多く点在している京都という場所がそうさせたのか、日々の暮らしがそうさせたのか、ここ2年で大分日々の考え方も変わってきた。悪くない方向に変化していると信じたい。

the sunset beach@五条

昨日は最高のお店で、旧友との再会だった。前の職場の同僚たちだが、辞めたのが6年前、もう職場で付き合っていた期間よりも長い期間が辞めてから経っているのに、未だに休日しっかりと会える仲でいてくれているのは本当に有り難い。

そこで、たまたま今回の展示の中のひとりの作品と出会った。

KG+は、京都国際写真祭と共に開催される公募型アートフェスティバルで、その中のひとりの作品だった。

https://www.instagram.com/p/C5qHslnPRXy/

解説にもある風景の「獲得」という観点は言い得て妙だと思う。みんなそれぞれ、一人ひとりの人間として、見たい景色があり、それは世界中から訪れるような観光地で、インターネット上で情報として共有されている、ある種の「こすられた」風景であったとしてもなお、人々を魅了し続けるのだ。そこからインスピレーションを得て、人は造形の世界に入る。クリエイターは、その創造の時間そのものに興奮し、その造景の享受によって我々は新たな世界に連れて行ってもらえるのかもしれない。今年は、KG+の会場にも積極的に足を運んでみたい。

また、展示会を通じての変化にも向き合いながら会期中を過ごしてみたい。素敵な出会いがたくさんあるといいな。





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