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劇場版ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか -オリオンの矢-

を観た。

以下ネタバレ。

前情報なしで、ダンメモの前日譚クエストだけやって観たけど、予想よりもおもしろくて良かった。

コミカルな場面で、背景もそれに合わせて明るくする演出がやや多く、それに関してはマンネリ感があった。

基本的には謎、というか不安感(?)が漂っている話なので、そういった演出が確かに「抜き」にはなっていたけど。そこのパターンが練られていたら、より濃密になっていたかも……?

アルテミスの神秘的な美しさは、やはり真綾さんサマサマで、観てるうちにどんどん引き込まれたなぁ。中盤の「踊ろう」と言う前の無音のところは鳥肌立った。1番印象に残った場面。

ロキ・ファミリアもそれなりに出てきて嬉しかった。ティオナ(推し)はセリフなしか?と思っていたら、わずかながらもあって上がった。心の中で「シャベッター!」とガッツポーズ。

話の内容は予想よりも重くて、イイ意味で期待を裏切られた。「めっちゃ派手〜!」とか「熱ぅ〜!」とかいう雰囲気の話ではないので、分かりやすい劇場版感(金かけた感?ダイナミクスというか)はあまりなかったけれど、さっぱりとして観やすい尺ながらも、しっかり「映画を観た」と思える理想的な劇場版だなーと。

正直一回観たら十分な出来かなと予想していたけど、また観たさあるなぁ。物語が自分好みだ。円盤も出たら買おかな。

しかし、ダンまちファンに地雷持ちの人がいるか知らんけど、アルテミスとベルの恋愛話になっていたのは、ヘスティア(もしくはアイズ?リリも?)とのカプ好き的にはツライのかな、とか観ながら考えてた。

ベルって普通に女の人を意識するけど、なんだかんだ「好き」の感情を持ってる相手がいないイメージなんだよな〜。原作ではそういう相手が出てきていたりするのかも知れないけど。

なので、アルテミスとの恋愛という方向に舵を切った展開にはびっくりした。でも、やっぱその展開の結果ちゃんと泣けたな〜。

これ脚本誰だ?と思いつつ流れるクレジットを観ていたらバッチリ原作者だったから、そこで「公式かぁ~。なら...」と安心した。

鑑賞後パンフレット購入。1000円と謎に強気な価格だったけど、原作者、監督などのインタビュー(ネタバレ全開笑)は読みごたえあって良かった。

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