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カタモチのイチマル

ヤマハの開発の子がMT-10に乗ってやってきました。

MT-10(イチマル)はスーパースポーツのYZF-R1ベースで、メインフレームとリアアームはR1そのもの。

エンジンはコンロッドやバルブをチタンから鉄にして、レブリミットも落としてパワーも落とし、電子制御もシンプルになっています。

ベースとなったR1は技術的にはかなり攻めたモデルで、設計の「これはここまで」的な社内レギュを無視した点もあり、それだからこそ大成功を治めることができました。

なのでフレームやリアアームなどの基本骨格も必要十分な強度しか確保されておらず、重量の増える他のモデルに展開した場合に、強度的なマージンが少なくイチマルを具体化するにあたっての苦労もかなりあったそうです。

で、ですね!当初のコンセプトでは、リアアームは片持ちタイプで、デザインも攻めていて、アグスタのブルターレなんか軽く凌駕する勢いだったらしいのです。

ところが諸般の事情で市販のデザインに落ち着いたと。いや実に残念。

でね、その開発の子のイチマルは、R1用のスペシャルパーツが随所に組みこまれていて実に凄味がある。

いや、こんなバイクが好きなんだよなあ。再認識しました。

ザクとは違うのだよザクとは。

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