情報格差に気づいていたい

最近、日本に戻って1年以上になり、イギリスにいたときインプットしていた情報をあまり見なくなっているけれど、日本とイギリスの違いは、プラスチックごみを出さないサプライチェーンの工夫や環境意識の高さ、英語では流れている情報が日本語では全く流れていないことなど、他にも色々ある。

例えば、以前イギリスにいたときGreen Consumer関係の情報でAmazonをボイコットしようという活動があると書いたけれど、日本は地方にいるとAmazon一択の人も多いかもしれない。仕事ではAskulとか色々違うものを使っているだろうけど・・・

Amazonのジェフべゾス退任の話を聞いて、たまたま見たYouTubeでは素敵なことを話していたけれど、Amazonの労働環境は劣悪なのは変わりなさそう。(記事は2019年だけど、最近の記事を見ても批判されている)

自分の生活習慣を少し変えるだけで、Amazonの当日配達のシステムを利用せずに済むかもしれない。それによって、そこで働く従業員の負担を少し減らせる可能性もある。英語だとドキュメンタリーや記事で出てくる裏側情報が、日本だとAmazonの便利な面や、GAFAMとしての華やかさしか見えて来ない気がする。

本当にサステナブルで良い組織は、内部の人の働きやすさも考えて、トップダウンとボトムダウンがうまく機能しているんじゃないかな、とふと思ったり。組織の仕事は、人で変わるから、しっかりした人材育成の機会や、働きやすさ、意見の通りやすさ、透明性も大切だと思う。

日本にいて気になるのは、海外で有名な企業でも、その組織のあり方やサプライチェーンの問題部分は日本ではあまり情報として入って来ない気がする。日本にいると、あまり批判的な視点をもたないまま生きていられるし、そのほうがやり過ごしやすい。組織の輪を保つバランスなどを考えると、全体のことを考えた動き方も大切で、信頼関係の構築なども必要になってくる気がする。だから、ただ新しい意見を投入するだけではダメな気がする。

イギリスにいると、英語話者の人口が多く、植民地支配の影響もあったぶん、英語を使う国が多いため、バックグラウンドも多様でBBCも多面的な報道があっていつも脳味噌がリフレッシュされる感覚を持っていた。例えば、アフリカの問題や、イスラム教の人のインタビューなど・・・

日本のテレビの報道を当てにしすぎず、海外の報道もアンテナを広げて、自分の現場体験や今までの経験を軸に、何事も外からしか見えない華やかさではなく、その内部に理解を示せるようになりたいと思います。


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