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【川崎市多摩区100人カイギ】運営ノウハウVol.6「コミュニケーション」

全国の100人カイギファンのみなさま、こんにちは。
川崎市多摩区100人カイギが勝手に発信する、「100人カイギ運営ノウハウ」のマガジンです。

今回のVol.6は、コミュニケーションがテーマです。運営メンバー内でのコミュニケーション  やりとり  や、運営と登壇者さんとのそれやりとりについてです。


サマリー(コミュニケーション)

【運営メンバー内】普段のコミュニケーションツールとして、LINEを使うことが多いと思います。しかし、活動初期はLINEで全てを決めないことが大事です。LINEは一方向の情報共有ツールとしてとらえて、大事なことは対面で決めるようにしましょう。
【運営と登壇者間】「想い」を語ってもらうために、登壇依頼の時点から「想い」を語る場であることを伝えましょう。参加したことがない人へ依頼をする場合は、まずは参加してもらって「想い」がつくる場を実際に体感してもらうことが近道になります。

運営メンバー内のやりとり

運営メンバー内のコミュニケーションは、100人カイギ当日のイベントの質に直結します。開始初期と中頃〜終盤では、信頼関係の質も変わってきているはずなので、気をつけるポイントも変わってきます。また、LINEは日常のコミュニケーションとして溶け込んでいるので、LINEでいろんなことを決めていくことも多いですが、弊害もあります。( 。•̀_•́。)キリッ

■大事なことを決める時

まず前提として認識しておきたいのが、LINEは一方向の情報共有ツールであって、LINEを意思決定ツールとして扱うのは危険ということです。私たちも普段のやり取りはLINEを使っています。しかし、LINEだけで重要なことを決めていくのは危険です。そこには主に2つの問題点があります。

なんだか勝手に決められちゃったみたいな事故がおこります。私はこう思ってたのにみたいな事故は多発します。もちろん、LINE上でたくさん意見を出し合うのはいいんです。方針を仮決めしてもいいでしょう。でも、意見が少しでも分かれそうな場合には、保留する立場を貫くことが必要です。自分も保留し、みんなも保留しているかもしれないと想像するんです。
②LINEでは弁証法的な創発が起きにくいです。AかBかの選択になりやすい。LINE的コニュニケーションでイノベーションは起きません。´ω`)ノハーイ

特に活動初期は大事なことを決めることが多い時期です。この時期は基本的に、対面で話をして決めていくことをお勧めします。対面で会う時間がなければ、Zoomなどの使用もよいでしょう。

ある日のカフェミーティング(打ち合わせ)の様子

■日常的なやりとり

活動が軌道に乗ってくれば、簡単なことであればLINEでバンバン決めながら進めていくのがよいでし
う。「簡単なことであれば」の線引きが難しいところです。軌道に乗ってきた頃には「やりたいと言っているメンバーに任せる。そして周りでそれをフォローする」という態度が必要になってくるんだと思います。(*`・ω・´)ゞカシコマリ

また、日常的なやりとりはLINEでやりつつも、100人カイギ自体をさらに良いものにしていきたいのであれば、対面で会話する機会を定期的に設けるのが良いと思います。議題がなくても、30分でもいいから雑談をする。意思決定のスピードと運営の効率化を極めた先に待っているのは、100人カイギなんてやらなくてもいいじゃん、という結論です。(>д<*)ヒョエー

運営と登壇者のやりとり

運営メンバーと登壇者の間でのコミュニケーションは、登壇者さんに「想い」を語ってもらうために重要です。

■登壇依頼

登壇者さんに登壇の打診をするときから、100人カイギは「想い」を語ってもらう場であることを伝える必要があります。「あなたのことを私は応援している。あなたの「想い」をみんなにも知ってもらいたい。だから登壇してもらいたいんです。」という感じで私は登壇依頼をするようにしています。

■ためしに参加してもらおう

また運営側としても、「想い」を語ってもらうのは難しいことだと認識しておく必要があります。登壇してほしい人には、「登壇してほしいと思っているので、いちど100人カイギに参加してほしい!」と打診すると良いと思います。「想い」が語られている場を体験してもらうことで、何を依頼されているのかを体感してもらうことができて話が早いです。“ヘ(゚▽゚*)オイデ

■登壇が決まったら

無事登壇を引き受けてもらってからも、「想い」を語ってもらうためのフォローをし続けることになります。
私たちのフォローの仕方は、前回の「Vol.5 プレゼンの質」でも紹介しています。基本的には個別でフォローしつつ、全体を登壇者限定のLINEグループでフォローするという形です。このLINEグループは、登壇者さん同士でのコミュニケーションの場にもなっています。過去の登壇者さんも入っているので、応援メッセージが届くこともあり、ちょっとした交流も生まれます。

Vol.10の登壇者さんと運営メンバー (photo by 棚橋優美)

さいごに

コミュニケーションはどんなに丁寧にやっても大成功はありません。コミュニケーションの失敗をあらかじめ織り込んでおき、それでもみんなでなんとか前進はしていこうぜという柔軟さをもつことが、運営チームの強さと魅力になっていくと思います。


次回に続きます!またね!

(ムラケン)

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