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FSCとRSPOふたつのエコラベル:森林セミナー

FSCとRSPO(エフエスシー、アールエスピーオーとそのまま読む)と言う認証制度をご存知でしょうか? このふたつは、トップ画像の商品についているエコラベルです。

7/17(金)広末町の3331 Arts Chiyodajという会場で、環境保全団体 WWFジャパンが主催のエコラベル(認証制度)のセミナーへ行ってきました!

本当は、企業向けのセミナーでしたが、元スタッフというよしみで、末席に座らせてもらいました。(ちゃんと参加費は払いましたよ!)

簡単に趣旨説明すると、インドネシアやマレーシアを中心に、いま現在、ものすごいスピードで消えている森について、企業はどう向き合うか、またふたつエコラベル、FSCとRSPOと言う認証制度についてのお話でした。

「なにそれ~」の方もいるとは思いますが、自分が使っているものや食べているものが、どんなところから来ているか考えたことはありませんか?

ちょっと極端に言うと、いつも食べたり使ったりしているもので、オラウンウータンやトラなどの野生動物の生息域を消滅させているかも…

たとえば「植物油」は、とくに記載がなければパーム油がほとんどです。そのパーム油をつくるために、アジアの森林が伐採され、アブラヤシのプランテーションにされています。

紙も同じで、コピー用紙などはパルプ材からつくられていて、元々あった森林を伐採し、7〜8年で育つ樹に植林しています。

森林にもともと生息していた野生動物が絶滅しそうになっていたりと、様々な問題が起きているのです。

では、紙や植物油を使うなというのは、無理な話です。そこで、持続可能な資源の利用をしようと、厳しい管理をクリアした商品にエコラベルをつけて、消費者が安心して購入できるようにしようとしています。

エコラベルのそれぞれの説明は下記にURLを貼っておきますね。欧米ではこのエコラベルはかなり浸透していて、とくにヨーローッパではFSCのマークがついていない紙を探すのが大変らしいです。

以前、ドイツに旅行でいったとき、切符の後ろにFCSがついていて、さすがだな〜と思いました。まだ、日本では認知度が低いと言わざる得ない状態です。

これは店頭にないということもありますし、企業は利益がないものは取り扱いにくいので、NGOなどのキャンペーン不足が認知度が進まない理由にあげられると思います。

なかなか、一口では説明できない問題がたくさんあるのですが、このnoteを読んだ方だけでもこのマークを覚えてもらいたいなぁと思ってます。

↑木材のエコラベル『FSC』http://www.wwf.or.jp/activities/nature/cat1219/fsc/

↑オイルパームのエコラベル『RSPO』http://www.wwf.or.jp/activities/resource/cat1305/rsportrs/


↑積極的にエコラベルを取り入れている企業もスピーカーとして参加

↑これはイオンのプライベートブランドの豆乳

↑もちろん、買うときはFSCマークのものを選びます!

↑名刺もありますよ〜。印刷用をつくるときはこれをつかいます!

ちなみに他にもいろんなエコラベルがあります。興味があったらWWFジャパンの下記のサイトで紹介してますのでみてくださいねー。 http://www.wwf.or.jp/activities/resource/cat1305/

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