夢の生活!?会社を辞めてFIREするには

仕事をしていると上司から理不尽な事を言われたり、上司と部下の板挟みにあったり、残業が辛かったりと「もう仕事を辞めたい!」と思う人も多いのではないでしょうか?
しかし近年、FIREすることで働かずして生活する人が増えてきています。

FIREとは

FIRE(Financial Independence Retire Early)の頭文字を取ったもので「経済的自立、早期退職」の意味です。
会社を早期退職することでお金のために働く生活から開放され、経済的自由を手に入れることを言います。

FIREするためにはいくら必要か

実際FIREってどうやるの?いくら貯めればFIREできるの?という疑問があると思います。そのためまずはFIREするための資産目標を立てる必要があります。
それではどれだけ貯めればいいのでしょうか?
結論から言うと必要な資産は年間支出の25倍必要です。
また、資産というのは貯金ではなく、米国の株式や債券のことを指します。米国の株式や債券を運用した場合、過去の歴史を長期的に見ると資産が増え続けることが分かっています。これらを4%ずつ切り崩して生活することで資産を減らす事なく生活資金を確保できるという考え方です。
貯金ではただ切り崩していくだけでFIREしてもすぐに資産は底をついてしまいますので、株式や債券に投資するのは必須と言えます。

25倍というのは「4%ルール」という考え方からきており、これはアメリカのトリニティ大学でなされた研究をもとに1998年に発表された論文を根拠にされています。
4%という数字は、米S&P株の成長率7%から、アメリカのインフレ率3%を差し引いて計算されています。米S&P株は対象銘柄が多いことから、投資家が市場全体の動きを把握する時に、よく参考にされる数字です。
例えば年間200万円で生活できる人は200万×25=5000万あればFIREできるということですね。

FIRE後のポートフォリオについて

注意するべきは、4%の場合資産運用の方法で結果に差が出ます。
株式は成長相場に強く、債券は暴落相場に強いためこれらを組み合わせる事でバランスの良い資産運用ができます。
長期的に見れば米国の株価は上昇し続けていますが、暴落相場は必ずやってきます。
暴落相場をいかに乗り切るかが、FIREする上で非常に重要となります。
話を戻し、株式と債券の比率ですが、株式100%で運用している場合や、株式と債券を50%ずつで運用している場合は、30年後に95%の確率でお金が底をつかないと言われています。
また、株式75%・債券25%の場合は3年後に98%の確率でお金が底をつかない、としており最も高い確率で資産を残すことができます。
FIREするためには
S&P指数に連動したファンドに75%、AGGのような安定した債券ファンドに25%組み込んだポートフォリオで運用するのが良いと言えるでしょう。

いかがでしたでしょうか?
生活水準にもよりますが、FIREするためにはそれなりに資産を貯める必要があります。
厳しい目標に思えるかもしれませんが、FIREを目指すのであれば、まずは目標値を設定することが大切です。

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