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SNSでつながった人と会うこと

私にはSNSでつながった人と会うことに恐怖心がある。
知らない人と会うのが怖いとか、そういうことではない。
これまでの経験上、傷つくことが多かったからだ。

2年前、ライター活動を始めると同時にTwitterにも登録した。
リアル友達でTwitterを利用している人は皆無で、文字通りゼロからのスタートだった。
ライターさんを中心にフォローをして、フォローバックもしていただき、徐々にフォロワーさんが増えていった。
もちろん順風満帆だったわけではない。
失敗することも多々あり、そのたびに温かいフォロワーさん方に支えられ、学習してきたのだ。

そんな中で仲良くつながってきたフォロワーさんとお会いする機会もできた。
フォロワーさんが大阪にいらしたときや、私自身が取材などで他府県に行ったときに実際にお会いできた。
私は人見知りしないタイプで、初対面の人と会うことに躊躇はない。
むしろ大歓迎でいろいろな人とお会いして、さまざまなお話を聞くのが好きだ。

ただ…お会いした人とその後、疎遠になることがあった。
会っていたその時間は楽しく過ごせた、にもかかわらずだ。
正直、最初はむちゃくちゃ傷ついた。
人間関係で負った傷は本当に深く、心をえぐられるようなものだ。
何日もツイートや仕事さえもできないことがあった。

理由についてはいろいろ考えた。
思い返すのも苦しくなるが、結局は私と合わなかった、実際の私がTwitterのイメージと違っていた、と考えるしかない。
あるいは私の何かがその人を不快にさせた可能性だってある。

実際にお会いして、もっと仲良くなったという人もいる。
だから相性の問題としか考えようがないし、深く考えすぎるとまた負のスパイラルにおちいってしまう。
人間関係とはいくつになっても難しいものだ。
つまずきから学習しても、また別のパターンのトラブルがある。
それでも大人として生きる以上、失敗から何かを学び、精進していくしかない。

自省することしか私にはできない。
「あれからご無沙汰していますが、何かありましたか?」と地雷を踏む勇気は1ミリも持っていない。

というわけで、今の私は傷つくことや残念な結果になることを恐れている状態だ。
広い世界には私と同じ悩みをかかえている人がいるのだろうか。
私だけなら、それはそれでへこむのだが。
お会いしたすべての人と、その後も良好なお付き合いができること。
これは死ぬまでに克服したい課題のひとつだ。
不惑を超えてもなお、迷い続ける未熟な人間がここにいる。


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