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勝手に望むぱちんこの未来。

あるツイートに反応してツイートをしようとしました。が、長くなるのでNOTEに書きます。

反応しようとしたツイートは次のツイート。

10年くらい前から勝手に夢見ていた光景のお話。

その光景がはっきりと形として浮かんだのはスロットの初代アクエリオンか何かの赤色のデモ機を見ていた時でした。

そのデモ機はストップボタンから上のみでホッパーや下皿部分が存在しないものでした。いいねー、かわいいねー、ちょーだいと話していました。

その時突然、なぜか急におしゃれなカフェの壁際のテーブル上にそれがちょこんと鎮座する光景が目に浮かんだのです。続いて浮かんだのは繁華街のテナントに入っている100台位の小さな店。

当時はちょうど1000台規模の店舗がどんどん増え始め、小型店舗の閉店の話題が少しずつ聞こえ始めた頃でした。

実は大規模店が増えていき、設備投資額が上がり、それによって大規模店のメリットがさらに増える。結果として地域に根差した店舗がつぶれている業界が近くにありました。ゲームセンターっていいます。

メーカー直営店、ラウンドワン等の大型複合全国チェーンに行かないと最新台が遊べない。なぜならメダルマシン1つが数百万、大型マシンで500万、サテライト型大型ゲームは1000万。さらには通信料等のランニングコストの増加。小規模店が減り開発コストの高騰と販売数の低迷からテーブルゲームメインの中小ゲームメーカーは倒産し、大手メーカーの独占となり抱き合わせ商法、バージョンアップ商法が始まる。低投資額、高利益率のテーブルゲームが無くなり収益状況が悪化しているのに当たるか分からない最新台を買わざるを得ない。今のぱちんこ業界と同じ様な状況です。

ゲームはゲームセンターから家庭(オンライン)に場を移したとも言えますが、ぱちんこすろっとは現状では場を移すことはできません。

何故ならぱちんこすろっとは「ギャンブル性を前提にしたゲーム」だから。

そもそも勝った負けた増えた減ったを如何に楽しくさせるかであって、ゲームセンターや家庭で遊ぶのは本質的には別物。実機が好きだからホール外で打つ。ホールで実機を打ったことが無いのに実機を買うのはギャンブル性に興味の無い版権ファンぐらいのものじゃないでしょうか?

ならばぱちんこ=「ギャンブル性を前提にしたゲーム」であるとしたまま、未来の光景に必要なのはなんだろうと考えました。

・手軽なアクセス環境を維持する事。
・初期設備投資のハードルを大きく下げる事。
・他業種との複合が可能になる事。
・小規模賭博に限って許可し、違法賭博に対する罰則を強化する事。
・遊技機登録と設置許可(営業許可ではなく)で小規模設置可とする事。

はっきり言って理想論です。監督省庁の変更、刑法の変更、新法成立、ハードルはめちゃめちゃ高いと思います。

しかしご近所さんがあつまって、ご飯食べて、海物語を打ちながら会話して、当たった玉をコーヒーチケットに変えて皆に一杯奢るのに1000台の店である必要はないのです。30台もあれば十分。100台位の個人営業店で北斗専門店とか、特定メーカー専門店、勝ったらドリンクと交換できるバーや居酒屋、出張ぱちんこ屋。ぱちんこはもっとホールから飛び出しても良いはず。

結果として、身近な日々に少しの潤いを与える小銭で遊べる場所と大規模遊技場が同時に成立するのもおかしく無いのでは?

今IR、カジノの解禁が迫っています。カジノと言えばテーブルゲームのイメージかもしれませんが続々と新たなマシンが導入されている様です。

もう少ししたらカジノのゲームマシンもホールの機械と変わらなくなるでしょう。ゲームセンター設置のゲームと同様なものが今後もカジノに増えて行くでしょう。将来的に設備投資が高止まりのままならば、ホールもゲームセンターもカジノも大型店しか成立しない以上はBET金額を除いて同質化する様に思いますがどうでしょう。その時ホールはどんな立場にいるのか。

「明るく楽しい大衆娯楽としてのぱちんこ」と「射幸性を求めるギャンブルとしてのぱちんこ」2つの袂を分かつのもひとつの未来ではないでしょうか。ちょっと暇つぶしのぱちんこも好きだし、熱くなって脳みそ沸騰するぱちんこも好き。どっちも「ぱちんこ」でそれでこそ「ぱちんこ」そう思ってみたり。

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