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世界遺産の街並みの残るラグーサ

シチリアの南東部にある小さな町ラグーザへ向かいました。ここにはラグザーノチーズとワインの名物あると聞いていたためです。

ラグーサは美しいバロック様式の建造物が見られる代表格の町であり、世界遺産の町としても知られています。山の中に、繊細な建造物が密集して町を作っている様子がまるでお城のよう。

教会も数多く存在し、夕方に鐘の音が町中に鳴り響く。

この町の名物はラグサーノチーズ。ここラグーサで育てられる牛たちは野草を食べて育つ、これが他のチーズとの違いを生んでいるみたいです。スローフード協会にも保護食材として認定されていて、ラグーサで本物の新鮮なラグサーノチーズが食べられるのです。

スローフードラグサーノに関係のある方に案内してもらいました。地元の小さなチーズ屋さんに案内してもらいラグサーノチーズと、他にもこの地域で育てられるアーモンドも名産ということで入手。

そのあと彼女のお知り合いがチーズ工場を管理しているとのことで、見学させてもらえることに。

この工場では、仕入れたラグサーノチーズを熟成させる場所として使用しています。これすべてラグサーノチーズです。建物に入った瞬間からチーズのにおいがするほど強いにおい。こんなに大きな工場だと想像していなかったので驚きました。てっきりもっと小さな工房で作られていると思っていました。聞くと、大きな工場同様小さな工房もあるみたいです。そちらにも見学に行かせてもらいました。

こちらではチーズを一から作り、熟成もさせています。陽気すぎるおじさんがオーナーをしていて愉快な解説をしてくれました。

チーズに欠かせないのがワイン。この辺りは赤ワインが特に有名。カターニアの近くにはエトナ山という大きな山があり周辺はブドウ畑の広がる、ワイン作りにぴったりの地域なのです。



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