玉田玉山

大阪の講談師、玉田玉山が修行中の日々の後記を書いています。 1990年兵庫県生まれ。…

玉田玉山

大阪の講談師、玉田玉山が修行中の日々の後記を書いています。 1990年兵庫県生まれ。京都産業大学卒業。後演劇活動、会社員、無職などを経験。 2019年3月3日 四代目玉田玉秀斎に入門。 前ブログ→http://koudan-tamada.seesaa.net/

マガジン

  • 長野滞在記

    妻の本家・長野阿智村に行った際の旅行記です。

  • 2023年沖縄座間味旅行記

    2023.6.28~7.3沖縄旅行の記録

  • 2022年 5月の玉田玉山

    2022年玉山の、無料で広く公開するべきではないかもしれない文章。

  • 2022年4月の玉田玉山

    講談師の玉田玉山が普段考えていることや、思っていること、感慨、ショック、読書や映画鑑賞の記録、家族のこと、などをこちらに記して溜めて参ります。 玉山の奥の奥であります。あまり明るくないのでご容赦ください。暗くてもよい文章を書きます。よろしくお願いいたします。 ※講談会や仕事の様子は無料で読める記事にしておりますので、どうかそちらでご確認ください。

最近の記事

4月18日~24日 一週間日記

●4月18日 東京15区補欠選挙漫遊①  朝から15区すなわち江東区に出かけるが、つばさの党の選挙妨害により、各陣営が遊説日程を明かさない妙な選挙戦。日本保守党と立憲民主党だけは日程を出していたので、それを軸にとにかく駅前などに居てみることにする。詳しいことは5月1日にやるシラス配信で。日程が出ていない割には、日本保守党・飯山陽→立憲民主党・酒井なつみ→参政党・吉川りな→日本保守党・飯山陽→日本維新の会・金澤ゆいと4候補5演説を見ることができた。 有名人の応援が多い選挙戦は東

    • 4月11日~4月17日 一週間日記

      ●4月11日 遠野よあけ氏を迎えてのシラス配信  昼から打ち合わせを行う。玉木青、横山清正と。その後、居候をしている武蔵新城のスタジオにゲンロンの遠野よあけ氏が来訪されてシラス配信。裏のゲンロン完全中継チャンネルで万博イベントをやっていて、そっちがどうも面白そうで、若干気にしつつも楽しい配信になった。 ●4月12日 どうでしょう講談の稽古をする  溝の口まで歩いてはどうでしょう講談の稽古をする日。稽古のやる気がわいてこないときは先に歩き始めることが重要だ。歩けば稽古をするの

      • 離婚の話の話

         ここ最近離婚の話を聴く機会に恵まれている。連続である。東京だから?関係ないか。個人個人の詳細はもちろん書くわけにはいかない。だからここでは「離婚の話の話」を書く。  僕に離婚の話をしてくれたのは皆男性で、その内容はそれぞれに大変面白く、そして悲しく、そしてその話し方にはそれぞれに深い味わいがある。 皆が離婚のことを、それぞれの形で一つの「面白い話」に練り上げている。 男たちは肩を落とし、驚き、戸惑い、そして悲しい笑いをうかべながら離婚を語る。 勿論面白い。 基本的には離婚

        • 4月4日~4月10日 一週間日記

          ●4月4日 貞司さんと酒を飲む  東京の講談師、一龍斎貞司さんと酒を飲んだ。僕と同年に入門されて、僕より少しだけ入門が遅かったので「兄さん」と呼んでくれる。くすぐったいが決して悪い気分ではない。 40歳で入門された貞司さん。東京の厳しい講談界で前座修行を貫徹した迫力みたいなものを感じる人だ。最初にカレーを一発入れて、合計3軒回って酒を飲んだ。大変楽しい時間であった。またぜひご一緒したい。東西の修行のあれこれなどを話す。東京の講談界にも面白い人が沢山いそうである。 ●4月5日

        4月18日~24日 一週間日記

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        • 長野滞在記
          3本
        • 2023年沖縄座間味旅行記
          6本
        • 2022年 5月の玉田玉山
          4本
          ¥500
        • 2022年4月の玉田玉山
          5本
          ¥500

        記事

          痛ファンとは何か、ファンとは一体何か

          1.はじめに あるお笑い芸人兼ミュージシャンがいる。そのファンの方が書いたnoteが話題になった。 お笑いに興味のない妻からも「あれでとりあげられている芸人は一体何者であるか」と問われるLINEが来たくらいにはSNSで話題になった。  僕は伝統芸能・講談に従事する芸人である。お金や時間を使ってくださる方々、応援してくださる方々が居る立場である。 ファンだ、という言葉もちらほらと目に耳に入ってくる。ありがたいことである。 それでいて僕は芸人のファンでもある。ある漫才コンビを

          痛ファンとは何か、ファンとは一体何か

          初・ラーメン二郎

           昨日はお腹を壊していたが、これ恐らくラーメンを食べたせいである。 ラーメンと言ってもただのラーメンではない。 最早ただのラーメンが一体何であるか、がわからないくらいにラーメン繚乱の時代でああるが、その日食べたのは、もやしのたくさん載った、麺が太いタイプの、あのラーメンである。 関西には意外とその手のラーメン屋が少ない。 新宿方面を歩いていたら、黄色いその手のラーメンを饗する店を見つけた。 朝から何も食べていなかったこともあり、入ってみようと思い、食券を購入する。席が空いてい

          初・ラーメン二郎

          3月31日~4月3日 シラス配信、畠山さんイベント、暗闘

          ●3月31日 シラス配信  講談レッスンの配信である。生徒役のY君の自己紹介講談はなかなか面白く、笑う。いくつかアドバイスをする。ビッグイシュー講談部を教える感じが違うので、いろいろ試行錯誤していきたい。まだ僕がY君のキャラクターを掴み切れていない、というのもあるんだろうな。台本でどのようにして彼の個性を引き出せばよいのか、そのためにはどのようなアドバイスをするのか。レッスン終了後、前日のゲンロン総会での講談を振り返る配信を行う。ジンソーダを散々飲んで随分酔っぱらってしまった

          3月31日~4月3日 シラス配信、畠山さんイベント、暗闘

          3月30日 ゲンロン総会

           朝、新大阪から電車に乗って品川へ。そこから山手線で五反田。ゲンロン総会がTOCビルで開かれる。そこで講談を披露する仕事である。ゲンロン総会は大ボリュームなイベントで、その日の昼から翌朝明け方まで行われる。じゃあクラブみたいな感じでDJでもいて、酒飲みながらフワフワ言ってそうなもんだけれど、違う。基本的に人文。酒は飲みつつ、トークショーを聴いたり、同人誌を買ったりするイベントになっている。不思議イベントである。 その一幕で僕は講談を披露する。大変に緊張しつつの出演。何しろ人文

          3月30日 ゲンロン総会

          3月29日 ビッグイシュー講談会

           朝から若干の二日酔い。最近めっきり酒に弱くなった気がする。つぶれる、ということはないのだけれど、気持ちよくなる前に頭が痛くなったり、今日はだいぶんと飲む量を抑えたぞ、という日の翌朝も二日酔いであったりする。ちょっと飲酒を整理していかなければならない。  翌日のゲンロン総会での講談に向けて稽古をする。主に修羅場読みの部分。修羅場読みは稽古しなければどうしようもない。覚えてリズムよくいかなければいけないから。ただ、自分で書いた修羅場読みは頭に入るのも早い。口に出してみてリズム

          3月29日 ビッグイシュー講談会

          3月28日 妹の子に会う

           飛鳥時代にタイムスリップしたわけではない。隋に行ってもいない。 僕には妹がいるのだ。年齢は3つ離れていて、幼少の砌には骨肉の争いを繰り広げ、時には流血騒ぎも互いに引き起こしつつも両親の庇護下、切磋琢磨をしながら育ってきた。  妹は僕とはかなり様子の違う人間で、スポーツをよく行い、公立の良い大学に進学し、きちりと就職をし、仕事をバリバリとこなし、20代後半で結婚をした。ああ。あとちゃんとスリムな体形である。僕のように醜悪に太ったりしていない。 それが何がどう自慢になるのかわ

          3月28日 妹の子に会う

          3月27日 立川×古典の会

           うどん王でうどんを食べたら美味しかった。大阪に盤踞するうどんチェーンうどん王。出汁が強くてやわらかめのうどんを饗する店。出汁のカツオ感がガツンと来て非常に幸福であった。あと、とり天がでかい。いい。大阪にいるころからもっと重用しておくべきであった。  会場入りして稽古をしていく。ゲンロン総会講談と古典講談と。へとへとになる。この日やる古典講談『太閤と白猿』と玉田玉山物語も稽古したかったが、同期の旭堂南喜が手伝いにやってきて、久しぶりなので話し込んでしまう。半年ぶりか、それ以

          3月27日 立川×古典の会

          3月26日 船場トンデモ人物伝

           いろいろ考えているうちに「あれ、結構やらなければいけないことが多いぞ」という気持ちになって無暗に焦る。いつだってそうだ。無暗に焦る。書かなければならない新作講談と、稽古しなければならない新作講談と、覚えなければならない古典講談にまみれている。幸せなことではあるのだが。 しっかり休みを作って旅にでも行かねばならぬ。一週間くらいのバカンスに。リセットをするとすっきりするやうに思う。旅行先を決めよう。あんまり高いところはダメだ。壱岐か、隠岐か、対馬がいいように思う。たぶん一人だろ

          3月26日 船場トンデモ人物伝

          3月25日 ビッグイシュー講談部お稽古

           野田・福島区民センターでのビッグイシュー講談部の稽古。必然的に野田のうどん屋でうどんを食べて朝食とする。昆布うどんにきつねをトッピングとしてみる。このきつねが大変美味しいのだけれど、味が濃いもので、繊細な麺と出汁の風味を減じていたように思う。すごくおいしいきつねうどんなんだけれど、この店の麺の、出汁のポテンシャルを知っているものとしては少々残念、というところか。きつねのクオリティも無茶苦茶高くはあったのだけれど。ただならぬうどん屋である。  ビッグイシュー講談部のお稽古は

          3月25日 ビッグイシュー講談部お稽古

          3月24日 スパワールド温浴亭

           朝からひきわり納豆を食べる。健康じゃないか、と思った人もいるかもしれないが、三パック、である。食べすぎだ。三パックのひきわり納豆にジャラジャラと金胡麻を入れて、カットネギを二パック。2分ぐるぐると混ぜて1分で食う。食うというより、飲む。健康なわけがない。でもだってひきわり納豆をよく噛んで食べるだなんてそんなまどろっこしいことできないでしょう。  家を出て十三から御堂筋線。スパワールド男性露天風呂での講談。この日は桂小留お兄さんとご一緒させていただくことができた。面白くて優

          3月24日 スパワールド温浴亭

          3月23日 帰阪

           朝、武蔵小杉の行政サービス出張所に行き、住民票の写しを貰う。前日の区役所での90分待ちを経験しているから、ある程度の覚悟をしていったのだがすごくスムーズ。待っている人間というのが居ないし、窓口側には3、4人の係の方がおられて、向こうの圧勝という感じ。ありがたいことである。川崎市の印象がぐっとよくなる。  思ったよりも早く住民票が取れたので、早めに大阪に戻ることにする。武蔵小杉から新横浜、新横浜から新幹線に乗って大阪へ。3列の窓際の席を確保できたのだけれど、通路側と隣に夫婦

          3月23日 帰阪

          3月22日 中原区役所へ

           役場に行くことなどが大変苦手である。どうしてこんなに苦手なのかわからぬ。沢山人が居て、全員が「来なければならない来たくないのに、ああ」という立場でしかも「サービスを受ける側」というのが良くないのか。全員が不機嫌を許される場で、皆それぞれに待たされてりしているわけだからそれは空気が悪いのも当然かな、と思う。 そういう場所に行くのが本当に疲れる。役所に行きたくなさ過ぎてマイナンバーカードもいまだに作っていない。マイナポイントぐらいではとても動けない。作ったら得、くらいではとても

          3月22日 中原区役所へ