10月5日 ラジオ公開収録後記


3分刻みの8度寝をかましたが、最初に起きたのが家を出る2時間半前。何も恐れることは無い。家を出る2時間前に起きることに成功。
最近アラームがしっかりと働いているのを聞かない。
大体アラームが鳴る前に目が覚める。
でもアラームをセットせずに眠るのも不安だし。

でもそう考えると江戸時代の人はどうしていたんだろう。アラームなし。絶対に遅刻とかするような気がする。切腹がある時代に遅刻しやすいの怖すぎる。
令和。アラームはあるし切腹は無い。恵まれている。

電車に乗って近鉄奈良駅へ。
鹿を横目に奈良のバスターミナルへ。
新しくできた綺麗で大きな施設。

ここのホールでのラジオの公開収録で、師匠が「奈良の鹿物語」を披露されたのだった。
玉山も動画で出演させていただいた。
大入り満員。300人を超える方々が集まった。

師匠と僕が出演させていただいたのは「岡本彰夫の奈良、奥の奥」という番組。
春日大社の権宮司をされていた岡本彰夫先生と、映像作家の保山耕一さんの番組。

岡本彰夫先生の関西言葉のイントネーションがとても好きだ。耳心地がとても良いし、なんだか岡本先生が物事を言葉にすると色んなことが愉快に感じられる。
お聞きしながら何度も笑う。
今までの番組バックナンバーが残っているそうなので、ぜひ一度お聴きになってくださいね。

僕はイベント中に時折流れる中継レポーター役。
玉山が鹿にせんべいを上げたり、どんぐりを拾っている動画が流れた。
すごくたくさん笑ってもらえてうれしかったのだった。

師匠の講談「奈良鹿物語」は奈良に残る鹿の伝承から起こして令和の鹿「シン」と「ロク」の物語。
鹿同士の会話で話が進んでいく。会場どっと湧く。

大勢が集まって、みんな楽しそうで、なんだかこちらまで嬉しくなってくるようなイベントだった。
かくありたい、と思った。

合間合間に師匠に稽古を見ていただく。
次回の稽古までにやらなければいけないことができたのだけれど、それが楽しみに感じているので嬉しい。辛く苦しいことをやらなければならないのならばそれはつらいことだが、そうではないから幸福だ。

その後近鉄電車に乗って大阪へ帰る。

大阪駅で師匠とお別れ。玉山は大阪ステーションシネマで「ジョーカー」を観る。どうしても観たい映画だったのだ。
観る前にい思っていた感じの感情にはならなかった。
映画を見たら色んな気持ちになる。
「笑った」「泣いた」「気分が完全に良くなった」「腹が立った」「ややこしかった」「わからなかった」「とにかくすごかった」…
この映画は完全に「すごいかっこよかった」の映画だった。
すごくかっこよかった。すごくかっこいいものを何度か見ているけれど、その中でもベスト級だと思う。
主役の「眼」が凄いから映画館で観ること、オススメです。

明日は朝に荷物を運ぶお手伝い。その後講談会のお手伝い。

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