アライさんとの付き合い

3年ほどの付き合いがある女性がいる。

ぼくの身体のことをよくわかっている。会うのは月に1回、ないしは2回だけど関係は順調だ。

雨が降りそうな、それでいて風は少しだけ南から、といった困惑する天候のなか電話をかけ会いに行った。

ベッドの上ではぼくはなにも出来ない。身をあずけるだけの1時間。会話らしい会話などなく、リラックスしていれば身体から毒素が消える。そんな気さえする。ぼくにとっては無くてはならない至福の時間。

その女性は「アライさん」という。野球ファンなら思わず、笑ってしまいそうなそんな名字というのもポイントが高い。もしかしたら個人的に3割増しとなる京都弁よりも。

いわゆるリフレクソロジー。ものを書く人に限らず、ましてやフリーランスに限らず、身体のありとあらゆる部分が張っていることは珍しいことではない。少しでも調子が悪くなったら、いや悪くなる前に行くのが好ましい。

もちろん、ただではない。10分換算で1000円くらいだろうか。その店舗によって違うのだろうけど、概ね間違っていないはず。

ちょっと昔は、「なんとかなるだろう」と思いながら、身体を痛めつけていた。今はそうはいかない。フリーだから、これまで以上に身体を大事にしなくてはいけない。

つねに万全、とは言わないまでもいい状態はキープしておきたい。これからもお世話になるだろう。

こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。