驕れる者は久しからず

人を傷つけない文章を書くということ。炎上狙いでなければ多くの人が心がけていることだろう。でも、全員が傷つかない文章というのは世の中には存在しないはずだ。どれだけ気にしていてもそれは起こってしまう。防ぎようのないことだとも思う。

たとえば、ラーメンを食べたという文章を書いたとしよう。それを、食べたかったけど食べれなかった人が見たら、傷つくかもしれない。子供との楽しい遊びを書いたとしよう。子供を産みたくても産めなかった人は悲しい気持ちになったりするだろう。そういうことだ。

もちろん、全部を気にしていたら発信なんてなにもできない。でも、『わたし(ぼく)の文章は誰も傷つけてない!』とおごるのではなく、そういう風に思う人もいるだろうな、と頭の片隅に置いておくことが重要なのではないだろうか。常に意識するわけではなく、そういうこともありえる。と言った具合でもいいかもしれない。

ぼくは野球観戦のことを毎日ブログで書いたことがあるけれども、

『毎日行けるなんていいですね(怒)わたしは仕事で行けません(怒)』

といった内容のコメントをもらったこともある。

当時はサラリーマンだったので仕事でもなく、完全に趣味として観戦しブログを書いていただけなのだが、そう思う人もいるんだと気づかされた。だからといって配慮して書いたことはない。そういう人もいる、とだけ頭に入れることにした。ただそれだけ。

世の中にはいろいろな人がいて考え方がある。どれだけ優しい言葉で、優しく書いても全員を満足させることはできないだろう。そういう視点をもつことも大事なのではないかな。

 

こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。