甘い世の中

寒さの中にも暖かさがある。

風はあるけれども、心なしか緩やか。

ほんとうの春があと一歩でこちらがわにやってくる。そんなことを思わせてくれるいような夕方のひととき。と、思わせておきながら夜になるにつれて、じわじわと寒さで締め付けてくる。

世の中は甘くないぞ、と語りかけられているかのよう。

そんな気候に翻弄されながらも仕事の締切はやってくる。言い訳無用、御意見無用。やらねばらない仕事はたくさんある。

厳しさの中に優しさなどない。

でも、それが普通なんだとぼくは思う。ゆるい流れで仕事をするのがどうも苦手だ。

世代の違いなのか、なんなのかわからないけれども最近よく見る、希望されるような働き方はどうにもこうにも性に合わない。

世の中は甘くない、でも自分次第でどうにも変わる。最初から甘えを求めながらの働き方はちょっと。それがぼくのスタンス。


こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。