働き方改革

働き方改革と叫ばれてからどれくらいの年月が経ったのだろうか。

個人的にはあまり気にしていなかった。それはフリーだからというわけではなく、会社員のときも同じ。当時はそのような言葉がなかったけれども。

ぼくが会社員として働いていた企業のすべてが、超絶ホワイト企業だったかというとそんなことはまるでない。時代背景が違うとはいえ、限りなくブラックに近いグレーだった。なんだか小説になりそうな雰囲気すらある。

それでも仕事をすること自体が好きだったし、楽しかった。もちろん辛いこともたくさんあったし、理不尽なクレームを受けたり、深夜にタクシーで新宿から横浜まで飛ばされたり、朝一で大阪からクレームが入り、新幹線に飛び乗ったことだってあった。昼過ぎに大阪に着いたら担当者はまさかほんとうに東京から来るとは思ってなかったらしく、逆に謝られたのはいい(とは言えないけど)思い出だ。

そのあとも、たくさんのできごとがあったけど別に仕事を嫌いになるわけでもなく、普通に働いて普通に過ごしていた。だから当時、働き方改革と言われてたとしても「ほぉん」としか思わなかっただろう。

でも、ここ最近少し考えるようになった。フリーになってから順調とは言えないまでも、好きな野球の仕事だけでなんとか生活はできるようになった。金銭的、時間的に神宮球場にも全試合行けるほどの余裕だってある。

でも、でも、でも、ほんとうにこれでいいのだろうか。フリーだろうが雇われだろうが、締切までに原稿を書いて、納品して報酬か給与をもらう。なんら変わらない。やっぱり自分で生み出すことができなければ、身分など大して変わらないのである。

多少は時間に融通の効くところはある。それでも会社員のように守られているわけでもなく、有給だってもちろんない。

そんなことを考えているうちに1日は過ぎ、あたりまえのように次の日がやってくる。何歳まで働くかはわからないけれども、設計をしっかりしないと厳しいよなぁとぼんやり考えている。働き方改革か。

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こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。

ありがとうございます。文章ってむつかしいっすよね
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Satoshi KATSUTA

野球ライターです。短歌や小説などの創作も好きです。なにを書くかはあまり決めてないですが、どうぞよろしくお願いします。

エッセイvol.2

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