ちょっとしたことが重なると嬉しかったり、微笑ましかったりする。

だれかとおしゃべりをしているときに同じことを発したり、同じ本を同じ日に買っていたりとかそんな些細なこと。クレジットカードの有効期限が同時に切れていたり、実は同じものを食べていたりなんかのパターンもある。

どれもこれも大した事ではない。そうなんだけど、同時に──もしくは近い時期に──起こった事実が嬉しかったりする。べつに相手が意中の人とかそういう話ではない。もちろん、意中の人でもいいけど、友人でも家族でも誰でもいい。

なんだか運命なのかな、と思ってしまったり。別に運命でも何でもないことは知っているのだけれども。

これはぼく自身でなくてもいい。誰かと誰かに起こっていて、それを第三者的にぼくが見てる、それだって十分に微笑ましい。

そんな日常の小さなことをおもしろく感じることができたり、微笑ましいと思えるのはぼくの心が平穏だからだろう。なにか不穏なことが起きていればこんなふうに思わないはず。

平和が一番ですね。