ライターは甘いかもしれない

書くことを仕事にして2年ほどが経過した。その間、他の仕事もあるが大半というか80%ほどは書く仕事だ。法人にしているから正確にいうとフリーライターという括りにならないのかもしれないけど、それに近い働きかただ。ちなみに決算は2月なので、4月末までに決算書類を仕上げなければならない。4月上旬はプロ野球が始まることと、この決算対応があり忙しい。

少し、話が横にそれた。今、世の中にはライターと呼ばれるひとは溢れかえっている。それを志望する人も増えている(ように感じる)。それ一本で食べていくわけではなく、副業としてという人も含めるとその数は倍増するのかもしれない。いや、もしかしたらもっと?

何が言いたいかというとそれくらい、世の中には多く書きたい人がいるということだ。

でも、それと同時に書くことをやめる人も多い。その理由は稼げないであったり、ほかに面白いことが見つかったりであったりと様々だ。増えるけど減ってる、そんな印象だ。

はたして、ライターとして食べていくことはむずかしいのだろうか?

こたえはノー。とぼくは断言する。良くも悪くも労働集約型であるこの仕事。単価が安かったとしても数をこなせば、収入にはなる。その働きかたがいいか悪いかは別としてだ。

20万円なのか30万円なのか50万円なのか人によって必要な額は違うだろう。でも、それだけを書けばいいのだから食べていくことは可能なのだ。もし働く時間を減らしたければ、単価を上げればいい。

売上=単価×本数

売上を作るための式はこうなっているのだから、本数を減らしたければ単価を上げる。

その単価を上げるためには色々な方法がある。実績をつくるのもひとつ。ほかにもたとえば、写真も撮るとか入稿までやる、編集をする…。

あーだこーだ言ってもこれしかないと思うのだけれども。

単価が上がるまでは、本数を増やすしかない。そこが産みの苦しみになる。

うまくいっている誰しもが、どこかで通っている苦しみを避けて通っていけるほどは甘くない。でも、書けば書いただけもらえるのだから、もしかしたら甘いのかもしれない。

稼げるようになるまで我慢できるのかどうか、諦めないかどうか、ライターで食べるってただそれだけだと思う。

こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。