何が正しいのか分からない時は

オレは特殊な環境で育ったので、周りの人たちと感覚のズレを感じながら生きてきました。

特殊な環境とは具体的に言うと不登校を経てニートを経験したことです。

オレはいつも思います。「常識に縛られて生きてる人がなんと多いことか」と


そりゃ常識は大事ですけども、それが全てではないんですよ。

オレはニートですから、色んな人に「働け」と言われるがあります。

見下し、バカにしたような口調で言う人。

人が働くのは義務だという正義感で言う人。

将来のために働いた方が良いんだよと諭すように言う人。

人によって善意や悪意があったり様々ですが、

これって全部「普通の人は働く」という価値観に縛られて言ってるだけなんですよね。

だってオレはバカにされても良いし、義務感なんてないし、将来なんてどうでも良い。

これじゃあ何もオレの心に響きません。

みんなだって欲しくもない物を一生懸命プレゼンをされても興味ないでしょ?

迷惑だからやめろって思わない?

それがなぜ働くということに関してはみんな一生懸命プレゼンするんでしょうね?

「言われて当然でしょ。働かない奴が悪いんだから」

結局のところ、これが世間の価値観なんですよね。

もちろん、オレだってニートではダメだと思っていた時期もありましたけど、

他人や世間の価値観よりも、自分でどう思うのか答えを出せるようになりました。


価値観を押し付けてくる人ってたくさんいると思いますけど、

たとえそれが善意であっても、その行為自体が悪だとオレは考えています。

「人に迷惑をかけないように、世のため人のために生きなさい」

オレはそういう教育をされてきました。

言ってることは理想的ですよ。間違ったことは言っていない。

でも、それが逆にオレを呪いのように縛りつけて、不登校になったんだろうと今では思います。

子供の頃に植え付けられた物ってなかなか取れないんですよね。

今はもうそんなもの気にしなくていいと頭では思っていても、

とっさの行動や口に出る言葉は今でも子供の時のままです。

「あぁ、またこのクセだ」

「オレはいつもこうだ」

今でもこんな風に思います。


善意がこんな風に人を苦しめることもあるんです。

これってもう悪じゃないですか。少なくともオレはそう思いましたが

「言われたことをできないオレが悪いんじゃないか?」

と考え出してしまい、もう何が正しいのか分からなくなりました。

そこでオレの出した結論は

自分の好きなようにすればいい。

自暴自棄になれということではありませんよ?

自分が納得できるなら何をしたって良いんだということです。

価値観の押し付けがオレには悪だと感じたんです。

その感覚を信じて「オレはニートでも良いんだ」と自分で選んだんです。

これが正しいのかは分かりません。

でも、分からないものは仕方ないですから、自由にすれば良いんですよ。


まあ、これはオレの体験談なので、他の人には当てはまらないでしょうけど、

極端な話、右か?左か?みたいなことでも同じです。

人生に迷った時は自分の好きなようにすればいい。

結局、後になってみないと結果なんて分からないんですから。

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