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【韓国仕事探し日記③】ビザ発行までの過ごし方、 職探しのための試行錯誤について

この記事の要約🖋
韓国で就活をする中で、ビザが発行されず、仕事ができずにもどかしい思いをしている筆者。その間の過ごし方として、外国人住民支援センターでの就業支援サポートを紹介している。センターでは様々なサービスが提供されており、就業支援を受けることに。また職業訓練を受けに雇用センターを訪問したが、現状のビザでは申請不可能とのこと。さらに動画編集のスキルを学ぶためにエディターキャンプの無料体験に参加したが、個人的には入会する必要性を感じず、仕事を自力で受注することを決断したという。在韓日本人Shunkiの記事を引き続き注目していただきたい。

前回の記事では「韓国でどのように就活をしているか」について紹介しました。

少し内容を振り返りながら今の状況を簡単に説明します。

以前リモートワーク可能で正社員雇用の求人を発見しました。

しかし、当時は就業可能なビザが発行される前であったため、入社できないことが発覚しました。
※11月16日現在、いまだに発行されていません泣

よって、ビザ発行前の比較的自由な時間ができてしまいました。

仕事をしたくても仕事ができない。

もどかしさを感じながら今も生活しています。

さて今回の記事は、ビザが発行されるまでの期間の過ごし方について綴ろうと思います。

韓国での再就職のため、これまでいろいろと試行錯誤してきました。

韓国の企業に就職・転職を目指す人たちに少しでも役に立つ情報を提供できればと思います。


外国人住民支援センターで就業コンサルティングを受けてみる


韓国では各地に外国人住民のための支援センターがあります。


代表的なところとしては
ソウル外国人住民支援センター

釜山外国人住民支援センター

などがあります。

私が留学生として韓国で過ごしていたころは、このような施設の存在すら知りませんでした。

韓国で学生と社会人を経験しましたが、どちらも私を一応保護?してくれる、または所属させてくれる環境でした。

しかし、今は学生でもなく社会人でもない、何でもない存在。

そのため韓国で何がなんでも生き残ろうと思うと、いろいろと調べて試行錯誤をするものです。

ビザが発行されるまでの期間、無意味に過ごしてはもったいないと思った矢先、家の近くに[大田外国人住民総合支援センター]があることをネットで発見しました。

ここでは外国人が韓国で生活しやすいように様々なサポートを受けることができます。

生活相談や心理相談、また韓国語教室を無料で開いているところもあります。

その他国際交流会や外国語教室を開いたり、外国人と韓国人の接点をつくる事業もしています。

私の住んでいる大田の支援センターでは外国人のためにインフルエンザの予防注射を無料で受けられたり、皮膚科の無料診断を受けられたりとサービスは充実しています。

さて施設の紹介はこのへんにしておき、私はここで就業コンサルティングを受けてきました

週に一度のカウンセリングがあり、約一か月にわたりプログラムに参加しました。

ちなみに全部無料で受けることができました。

内容は以下の通りでした。

1. 韓国就業の理解及び履歴書と自己紹介書の作成法
2. 履歴書と自己紹介書の添削
3. 面接対策
4. 模擬面接
5. 外国人の就業トークコンサート

以前、私も韓国企業へ転職した際に自己紹介書というものを作成しました。

日本の就活ではあまり活用されない自己紹介書

「成長過程」や「自分の長所・短所」や「志望理由」等を記入する書類です。

一度は経験したものの、自己紹介書の作成に不慣れな感がありました。

今回、就業カウンセリングを受けてよかったのが、一対一で書類の添削を受けることができる点です。

就職カウンセラーが直接添削してくれた自己紹介書

韓国人の就職カウンセラーが直接直してくれるので、書類の完成度を上げることができました。

模擬面接も受けました

緊張のため言葉数が無駄に増えてしまうことを指摘されました。

面接官に適切な言葉数で適切に意思を伝える必要性を知ることができました。

外国人によるトークショーもありましたが、日程が合わなくて参加することができませんでした。

韓国の企業に入社した外国人、韓国で事業を起こした外国人、またYoutuberとして活動する外国人などの話を聞くコンサートだったらしいです。

学校に所属していたころは、就業支援を校内で受けることができました。

しかし一度卒業してしまった私が海外で就業支援を受けることができるなんて、本当にありがたいなと感じます。

雇用センターで職業訓練を申請しようとしたが…


日本でも失業者を対象に職業訓練を受けることができますよね?

韓国にも職業訓練制度があります

ビザが発行されるまでの期間、少しでも就職の助けになる活動がしたいと思いました。

そこで韓国の雇用センターを訪問し、職業訓練を申請しようと試みました。

韓国で職業訓練を受けると、月々300万ウォン(約30万円)~最大500万ウォン(約50万円)の支援金を受けることができます

もちろん支援金を生活費として使うことはできませんが、自己負担額を最小にして教育を受けることができます。

早速訪問して番号札を取り、受付席に座りました。

身分確認のため、外国人登録証を見せました。

ところが、私が現在もっている就業ビザ(E-7)は支援対象外だと言われてしまいました。

就業ビザは発行してくれた会社でのみ働くことを許されたビザです。

つまりほかの会社に自由に転職することができない。

転職するとしても新しい転職先の会社でビザを発行してもらわなければいけない。

就業先の制限がある就業ビザE-7はそもそも訓練を受けることができないとの回答が返ってきました。

しかし結婚移民ビザ(F-6)なら申請可能とのこと。

現在私は就業ビザから結婚移民ビザの変更中で、発行まで最短で3か月、最長で4か月かかるらしいです。

11月末でちょうど4か月が過ぎるので、もう少し待つしかなさそうです。

動画編集スクール、エディターキャンプさんとの出会い


韓国で働くのに制限があるのなら、日本の会社から外注を受け、お金を稼いではどうか?

私は前職で映像系の仕事に従事していました。

今持っているスキルでお金を稼げるのではないかと思い立ちました。

大学時代に私もフリーランスとして動画制作をしていました。

ただ当時は「ココナラ」や「ランサーズ」、「クラウドワークス」といった外注を受けるサイトがまだ注目されていなかったころでしたので、知り合いやお世話になっていた芸能事務所からお仕事をもらっていました。

そのため、現在のフリーランス市場について、知識が皆無でした。

とりあえず動画編集のスクールで情報が得られるのではないかと思い、エディターキャンプさんと出会いました

エディターキャンプさんではまず無料のカウンセリングを受けることができます

カウンセリングでは動画編集を始めるにあたってのアドバイスや仕事の受け方、動画一本あたりの相場価格などを知ることができます

ただ一時間という短い時間だったため、情報収集するには時間不足でした。

そこで2週間の無料体験に参加することにしました。

この2週間の間、講師とワンツーマンで講義を受けられ、動画編集でお金を稼ぐノウハウを聞き出すことができます

私は編集スキルに関することよりは、仕事の受注の仕方だったり、マーケティングを学びたい気持ちでした。

講師の方はとても親切で、私と年齢が近い方だったので、話しやすかったです。

実際に無料体験に参加して、いろいろと情報を得ることができました。

しかし、いざ入会となると少し戸惑いました。

なぜかというと、金額の面で個人的に少し高いなと感じてしまいました

確かにエディタキャンプさんは数多くある動画編集スクールの中でかなりお財布に優しいスクールです。

私は動画編集のスキルに関して、ある程度熟知している状態だったので、高い金額を払ってまでも入会する必要性を感じれませんでした。

マーケティングに関してはオンデマンドで授業を受けられず、講師とのワンツーマンでの学びになります。

そのため、入会金+講師とのワンツーマン講義の受講料がかかります。

また映像クリエーターとの交流とかもあるらしいです。

しかし私は韓国に住んでいるため、交流が難しいのかなという気持ちがありました。

総合的に考えて、今の私には動画編集のスクールは必要ないとの判断に至りました。

そして一つ決断をしました。

自力で仕事を受注してみよう!

次回の記事では韓国を拠点にフリーランスとしてどのように活動しているのかを紹介しようと思います。
*韓国の企業に就職することはまだ諦めていません(笑)


最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

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