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これって、もしかして「ギャンブル依存症」? 見逃したくない7つシグナル


「ギャンブル依存症」は、パチンコの音や光などの刺激や、ギャンブルで一回勝つと何十万円、競馬なら何百万円という大金を短時間で手にできるため脳が正常に働かなくなり(※所説あります)、ギャンブルを我慢できなくなるという状態のことを指します。

しかし、アルコール依存症とは異なり、外見からは依存症かどうか他人には判断がつきません。本人でもわりと自認するのは難しいかもしれません。


そんな特性もあってか、借金の自白とともにすべてが発覚することが多いわけですが、問題や借金の金額が大きくなる前に、本人でなくても周りの人が早めに異変に気づけたら解決にかかる時間は少なくなるのでは?

そう思ってこのnoteを書いてみました。

身近な人が怪しいと思っていた、「へぇ~そうなんだ」など目安の一つとして知っておくと後学のためになるかもしれませんので、読んでいただけるとうれしいです。



【1】モラハラ

「モラハラ」は最近話題によく上るので、ピンと来る人のほうが多いかもしれませんね。


・超絶! 自己中
・一般論が通じない
・寄り添ってくれない
・謝らない
・頼んだことは「なんで自分が」とやらない
・問いただすと言い訳三昧
・屁理屈が多い
・すぐ話題を変える
・女性が家児や育児をするのが当然と思っている
・表向きは世間体のよい人
・突然やさしくなる
・気分屋
・お礼や謝罪の言葉は皆無
・自分の生活は何も変えたくない
・意見を言おうものなら倍以上に言い返す

ちょっと書きすぎましたかね笑?

そうそう、こんな感じの人です。あなたの周りにもいますかね? 自分こそが法律であり、自分の言うことは絶対だという傲岸不遜の態度の、勘違いヤローです。


パチンコ依存症の人は、パチンコをする時間を捻出するためにモラハラをします。

嫉妬や束縛というモラハラがないのは、パチンコに集中するため。

突然やさしくなるのは勝って機嫌がいいだけ。

言い訳や話題を変えるのは責められたくないだけ。

ただただ、それだけです。

悲しいかな、それほどに依存症の人の脳内はパチンコでいっぱいなんです。



モラハラを受けてしまう方は真面目な方が多いと思います。

でも「私がなんとかしなければ」とか「私しかわかってあげられない」と耐えてしまえば増長の一途をたどるだけ。

あなたは間違ってなんかいません。

自分の正直な声に耳を傾け、勇気を出して、少しずつでも「嫌だ」と伝えられるようになるといいですね!



【2】嘘

依存症の人が嘘をつく最大の理由は、ズバリ「借金がバレないようにするための時間稼ぎ」です!

・仕事で疲れているから羽を伸ばしたいとパチンコへ行く
・何かと理由をつけてお金を借りる
・パチンコ資金が手にできるなら親・兄弟にも嘘をついて借りる

嘘をついて親・兄弟・友人・同僚に借りたお金を金融機関の返済に充てたり、結婚している人なら家計に返金したり、また金融機関から借金をして返したり、なんとも巧妙に回してるのです!!

さらに、詐欺では有名な手口でもある「真実に嘘を」「嘘に真実を」織り交ぜます。

そうまでしてもパチンコをするための時間的な嘘金銭的な嘘をコンボでつき、「迷惑をかけまい」と孤軍奮闘。何重にも嘘をにもはりめぐらせて、そうそうバレないように生活しているのです。


こうして出来上がるのが「信じたいのに信じられない」と本当に辛い思いを抱えることになってしまう身近な人たち。

…問題が大きくなる前に相談してほしいものですよね。

相談しやすい雰囲気をふだんからつくれるといいですね。



【3】お金に関してだけ記憶力がよい

ギャンブル依存症が家族にいると、言った言わないで揉めるのは日常茶飯事。

記憶の問題なので仕方のないことだけれど、ちょっと頻度が高すぎない? しかも同じことをしないよう注意しないのにお金にかかわることは間違いなく記憶しているのはなぜ…?

と感じたなら黄信号かもしれません。お金への執着を感じられるからです。

・物忘れが多い
・覚えられない
・おつかいもできない

のに、

・給付金や還付金の手続きは手早くノーミスで
・ボーナス支給日や給料日を把握している
・ATM の位置にやたらと詳しい

これって…冷静にならなくても違和感・不信感しかありませんよね。



【4】ルーズ

依存症になると、何事も深く考えず無責任になり計画的に行動しなくなるので、結果約束を守らなくなります。

信じられませんが、すべてがパチンコで勝つかどうかを基準に行動するようになります。

今、玉が出ているとなれば待ち合わせがあっても遅刻、時間が守れるかわからないから「行けたらね」とあいまいな約束になります。そして食事の予定があってもお店に予約はせず、適当に済まること増えていきます。

・遅刻常習犯
・面倒なことは後回し
・出たとこ勝負



【5】荒れた食生活

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依存症になり、ギャンブルが最優先、上でみたように約束、食事などほかのことに興味を示さなくなります。

人間の三大欲求とされ、必要不可欠な食欲もなくなり、睡眠も浅くなるようです。

・夕飯を家でほとんど食べない
・何なら朝も食べない
・昼も忙しいと言ってあまり食べない
・食べるときは短時間で食べられる、らーめんかファストフードが多い
・1日コーヒーオンリーの日も
・メンソール・コーヒー・高アルコール、刺激強めがお好き
・夜眠れない、夜中に目が覚める、朝起きられない
・仕事もサボりがちに


私の夫もギャンブル依存症で、食べることが大好きなはずなのに荒れた食生活を送っている姿を見て、仕事が大変なんだなと勘違いしていました。そして荒んだ食生活の果てに痛風を発症してしまうワンパターン…。



【6】金銭感覚がおかしい

金銭感覚がおかしいと言われるのは、収入に対して支出が多すぎることが問題です。浪費グセがあるというか、我慢しないで使ってしまうというか…。

・給料日後はハイペースに使い、給料日前に足りなくなっている
・小遣いが少ないのにタクシー帰りが多い
・小遣いが少ないのによくおごる
・「たった5,000円」「1万円ぽっち」と言う
・買い物を頼むと必要量以上買ってくる
・人のお金は遠慮なく使う



【7】ビッグマウス

「ビッグマウス」とは大口をたたく人(実現できるかどうかは別として)、おしゃべりな人を形容する言葉です。

ギャンブル依存症の人の場合は「今日も負けたけど大丈夫、大丈夫、どうにかなる」と自分に言い聞かせているため、過剰な表現になっているのではないかと推測します。


・根拠のない自信であふれている
・立て板に水のごとくおしゃべりできる
・スピーチやプレゼンのときにも笑いがとれる



以上、いかがでしたでしょうか? 

・モラハラ
・嘘
・お金に関してだけ記憶力がよい
・ルーズ
・荒れた食生活
・金銭感覚がおかしい
・ビッグマウス

性格や環境もあるので、これまでみてきた例が身近な人に一つ当てはまるからといって、その人がすぐに「ギャンブル依存症」とは断定できませんが、いくつかの例が同時に見受けられるようになると確率はグッと上がると思います。

特にギャンブルはお金がかかるので、お金に関する嘘や自分に入ってくるお金への執着が見られたりパチンコ店に行くために異常なほど家にいない(競馬や競艇であればスマホばかり見ている)となるといよいよ身構えた方がいいかもしれません。


しかし、ギャンブル依存症になったら終わりではなく、依存症は本人が望んで治療すれば回復します。苦しい治療過程ではありますが、リスタートはいつでもできるのです。


わが家のギャンブル依存症の夫は、治療を経て回復し、今は育児も家事も協力的になっています。

悪いのは病気であり本人ではありません。

本人も苦しんでいるのです。


ギャンブル依存症は借金の発覚と同時に露呈することが多いですが、見えにくい依存症の特徴を知っておいてもらうことで、早期発見が可能になります。

「あれ?」と思ったら、ぜひこのnoteを思い出してお役立ていただければ幸いです!


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