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イギリス大学院受験記 | 学士・職歴と異なる修士へ

桜が散ったと思ったら端午の節句が近づき、4月も最終日を迎えと…体感の月日が経つ早さに追いつけていないまま過ぎゆく日々を眺める今日この頃です。

noteも書こう書こうと思っていたら時間が経ってしまいましたが、今日は個人的なイギリス修士の応募の小話を書こうかなと思います。

以前も少し記載しましたが、私個人は学士はフランス語(文学部)、職歴としてはビジネスコンサル(業務改善や総務領域)バックオフィス全般・PR広報などに携わってきたので終始で専攻予定のHRMとは一見(というより実際に)かなりかけ離れた職歴・学歴を辿ってきた人間です。おそらくキャリアチェンジの起点として同様な道を歩もう(歩んでいらっしゃる)と思われる方もいらっしゃるかも、しれません。備忘録を兼ねて実際に応募するまでの簡単な経緯と応募した際に留意した点(個人的な感想です)をお話ししようと思います。

なぜ突然にHRM?

HRMに興味を持ったのは新卒で1社目に就職した時でした。もともと人の働き方や組織づくりにうっすら興味はあったものの、どう自分自身がアプローチする方法が個人的な最適解か迷える子羊状態でした。本を読むと幕の内弁当のように、魅力的なおかず(アプローチ方法)は様々であることを実感したと同時に、仕事の中で様々な会社の方と話す中で自分が想像していたものより根深い悩みや理論を方程式的に適応するだけではうまく廻らないもどかしさを新卒ほやほやながらに感じる中で、学術的に体系だって「学んでみたいかもしれない」と思い出しました。

私自身理論でサクッと理解ができるほど要領がよくない(何をするにも数倍時間がかかる)ため、自分自身が「やってみたい」から「やってみる(修士で勉強する)」になるまでに何が必要かと考えた際にたどり着いた答えは「実際に身をもって体感する・経験する」ことでした。
とはいえ身は一つ、週5日そこそこに残業のあるtheサラリーマンのため自分自身ができることはなんだろうと考えた時に

ボランティア・プロボノで関連しそうな業務や興味のある業界に携わってみる(プロボノとして活かせる能力としては、相手の優しさに甘んじながら生きるフランス語能力のみでしたが…キャリア支援・NPO的な団体の支援など複数の組織に携わる機会を得られました)
②様々な組織課題を自分の目で見る=(これは結果論ですが)転職することで公民両方の世界をチラッと垣間見る
③バックグラウンドの異なる方々とお話しして関わりを持つ(職場内・職場外)
④資格をとってみる:キャリアコンサルティングの資格をとってみる

この4点でした。時に自分のキャパを勘違いし若干予定がとち狂った状態で苦しむこともありましたが、実際に小さい一歩を歩み続けることで、自分自身のやりたいこと・課題意識として持つことの解像度は上がった気がします。
周囲の方々に非常に恵まれていると痛感する人生ですが、組織のマネジメントを私自身は経験していない中でも実際にマネジメントをしている人たちの話を聞くことで、自分自身ができうること・できるようになりたいことは明文化していきました。

そして生まれながらの人見知り(だいぶマシにはなりましたが、小さい頃は人に会った瞬間に泣き出すなかなか厄介な子供時代だったようです…)という特性も上手に活かしつつ(苦しみつつ)、自分の見える世界を広げていくことで修士に進もうと決意することができました。

「なぜあなたは修士へ」と聞かれて答えるとすると、「自分自身が社会や世界を変えられる存在になれるとは全く思わないものの、自分が体感してきた経験や知見を通じて、周囲の半径1メートルの人にしか届かなくとも、個人のキャリアや組織のマネジメントで悩む人を助けられる知識経験をつけたい」と思えた(綺麗に書くと)ことが1番の原点な気がします。

応募する際に心がけたこと

特にPersonal Statementはみなさん悩む部分なのではないかと思います、特にイギリスは(多くの大学は)大学へ動機アピールする唯一の方法のため、例に漏れず私自身もかなり悩みました。
特に今回タイトルにもした通り、「職歴・学士と異なる」専攻への応募のため、どうやって説得力を持って志望動機を組み立てるかは時間がかかりました。

イギリスはこれまでの学士の専攻と異なる科目を修士で専攻する人に対しても比較的そのあたりは寛容と聞きますが、とはいえ周囲を考えれば学士から同じ専攻の人や職歴が関連している人なども多くいる中でどうやって「目をつけてもらえるか」考えた時に、「自分自身が実現したいこと・やってみたいことに対してどうアクションをしてきたか、アクションの結果どう自分自身が感じて修士応募に至ったのか」をかなり具体的に書きました。

全体のバランス(過去のバックグラウンド・志望動機・今後のキャリアプラン)も重んじながらですが、特に職歴がある人たちに対しては「過去の経験を通じて得られる自分自身の意見や価値観を、クラスの中でも還元すること」を一種求められることもあるのかなと思うと、志望する学校の中でその人が実際にクラスの中にいる様子が目に浮かぶのかというのもadminの人たちは見るのではないかなとうっすら想像する次第です。
これが事実が空想かどうかは実際にクラスが始まってから個人的にも検証してみたいと思っています

最後に

実際に関係した学歴や職歴がないと難しい..というのはもちろん事実(アドバンテージとして働く)だと思いますが、こんなように全く分野が異なるバックグラウンドから応募して進学しようとしている人も稀にいるんだという事実が修士に応募される方への一経験談として参考になれば幸いです🌱

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