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私が住むエリアのお店のお話


ちょっとざっくりしたタイトルですが。


私は数年前から、
会社都合で長野県に住んでいます。

広い広い長野県には、
どのエリアにも特有の素敵な見どころやロケーション、食べ物などがあって、
景勝地も温泉も多いし、
登山好きに魅力的な山もあるし、
冬はウィンタースポーツもできるし、

そもそも水も空氣もきれいな土地なので
私はすっかり長野が大好きになりました。

他県で仕事をリタイアしたあと、
長野にIターンしてお店をやって暮らしているという人も少なくなく
魅力に感じる人はたくさんいるんだと思っています。

言わずと知れた名所、上高地。
山と水が美しすぎる。ぐう。


時間を忘れられるお店がたくさん


さて。
そんな素敵な長野なんですが、
自然がいっぱいのロケーションを利用した、
森や山や田園の中にある隠れ家的なレストランやカフェも魅力のひとつだと思っています。

建物やインテリアがおしゃれだったり、
コンセプトがしっかりあってこだわりを貫いていたり、
素材そのものを大事に料理されたおいしいメニューを提供してくれたり、
手づくりの品物を販売していたり。

とにかく居心地がいいお店が多いんですが
最近、
このあたりのそういうお店の魅力は
もっと根本のところにあるんじゃないかなと思ったんです。

それは、
お店をやっている人のマインド。
考え方とか生き方みたいなものです。

長野のお店は高確率で薪ストーブに出会えるのが
個人的にかなり嬉しい。薪の爆ぜる音は正義。



主体はお客さんではなく、自分。

オーナーさんのこだわりや"好き"が詰まっているお店はいろんな形でそれが出ますが、
営業時間にもめちゃくちゃ顕著に表れていると思うんですね。

たとえば冬季休業で数か月の間、お店を閉めているというお店はとてもたくさんありますし、
営業時間自体が一般的なお店とは違っているというところも少なくありません。

例を挙げると
 ●火・水・土曜日のお昼のみ
 ●月・金曜日のみ
 ●7:00〜12:20まで
 ●お店を開ける日はSNSでお知らせ
 ●ほんとの意味で不定休(不定営業)

など。

「ここに行こう!」と決めて
いざお店に着くと閉まっている…みたいなことも一度や二度ではなく、

行きたいお店に入れた時は喜びもひとしお、みたいなことが割と日常茶飯事です。笑
(電話確認すればいいのでは)

で、
そういう営業スタイルにしているのは、
お店の方が自分の好きな時に無理なく働くことを大事にしているんだと思うのです。
そういう人生を選択している、ということですね。

だからなのか、
お店の方がやられているSNSの投稿も
自身の好きなものや考え方、日常の氣づきなんかが占める割合が多い印象があります。

(※あ、もちろん決まった曜日だけお休みとか、時間もきっちり決まっているお店もたっっくさんありますよ!
お店が好きでそれひと筋!って方はそうなりますよね☺️)

外は森、
オーナーの趣味のスキー板が干して(?)ある
天井が高いお店も多いイメージ


居心地の良さは、
お客さんも理由のひとつ

そして、
ここからが個人的ミソなのですが。

オーナーさんの「好き」が貫かれているお店ってフィールド自体に影響するので、
お店の空氣感も基本的に余裕があります。

営業時間を絞っているお店は、
お客さんにたくさん来てもらってたくさん回転させることを第一優先としていないので、

席へのご案内も、
オーダーも、
お料理や飲み物の提供も、
お会計も、

せかせかしていないし、
急かされることももちろんなく、
それが「当たり前」の空間なので、お客さんも基本的にみんなそんな感じなんですよね。

だからゆっくりくつろげるし、
食事も飲み物もゆっくり味わえるし、
お客さんが少ない平日なんかは読書やPC作業なんかも捗る。

お店の空氣感ってそこを訪れるお客さんでもかなり変わると思うのですが、
結局どういうお客さんが集まるかはお店側のスタンスで決まるので、

オーナーさんが「好き」「余裕がある」を妥協しないことって本当に大きいんじゃないかなと思ったのです。


自然とともにある暮らし。


この記事を書いたのは

私が今日書いたようなお店の
「"自身の好き"や"自分の余裕"を大事にするスタンス」に惹かれるのは、

たぶん私がそういう人生を過ごしたいと思っているからで。

そういう場所や人に触れるのはそこに近づく近道になるので、
これからも時間が許す限り、
なるべくたくさん経験したいなと思います。

お読みいただき、
ありがとうございました🌿


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