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#044 Pozzalloでシチリアの海を4時間眺めた話(シチリア旅行記その5)

こんにちは。マルタのタマルです。
少しインターバルが空いてしまいましたが、ドタバタの最終日の様子を書いていきたいと思います!


9:00 Teatro Massimo Bellini

実は前日、この劇場の前に立ち寄っていました。Google Mapsによると火曜日は閉まっているとのことでしたが…

マッシモ・ベッリーニ劇場の前の張り紙

どうやら朝はツアーガイドをやっていそうな雰囲気です。というわけで、翌朝8:45ごろ、こちらに向かってみました。しかし、誰もいない。ううむ…と思っていると、1人のおじさまがやってきて、「9:00まで待っててね!」と伝えてくれました。なるほど、ツアーがちゃんとあるらしい!
その後、スペインからやってきたご夫婦と三人でツアーに参加することに。

設営か撤去かの作業中でした
天井の絵。それぞれのモチーフを説明してくれました
劇場の上にある社交場。銅像はかのベッリーニさん
朝日が入ってキラキラしていた

パレルモのマッシモ劇場より人が少なかったからか、ガイドは終始アットホームな感じでとても良かった。ガイドのお姉さんは英語とスペイン語を話していたけど、もちろん母国語はイタリア語。すごいなー。
ベッリーニ劇場はその名の通り作曲家ベッリーニによって建てられたものだそうで、「マッシモ」というのは「巨大な」というような意味の形容詞でしかないらしい。なるほど。
というわけで、ここは本当に訪れることができて良かったです!やっとカターニアとバイブスがあってきた!

11:00 カターニア→ポッツァッロ

やっとあってきたのに、ここでこの町とはお別れ。急遽フェリーで帰ることになったため、港のあるPozzalloに向かうことになったのです。
Google Mapsでは何度探しても直通のバスがなかったんだけど、シシリアンガールによってその存在を知り得た私は、無事そのバスに乗ることができました!安かったし、助かった…。

12:45 Pozzallo到着!

バス停についてから、1人のおじさまが声をかけてきました。「港まではここから歩いたら40分かかるよ、15€で乗せてってあげるよ!」とのこと。
私のフェリーの時間は19:00。その前に、友人が教えてくれたナイスなレストランで時間をつぶすつもりだったので断りましたが、確かにギリギリに着く人とかは重宝しそうだなー、など。

バス停から歩くこと、15分程度…
個性的すぎる噴水(?)

13:00 レストランに到着

Pozzalloを訪れるすべての人に紹介したいくらい、最高のレストランでした!

ほぼ船と同じノリが楽しめる
これ以上必要なことがあるか!?
明らかに一人分ではない量

ちなみに英語は全く通じず、翻訳アプリを使って「シーフードが食べたい!」といったらこれが出てきたんだけど…これがまたどれも本当においしかった…!

レストランからは泳いでいる人も見えて(近くにはもちろんビーチがある)、あー水着があれば…!と30回ぐらいは思いましたが(笑)、ここで過ごす贅沢な時間もよかったです。

デザートも最高。ただ、食べ方は最後までわからなかった

お店には申し訳なかったのですが、「船の時間がめっちゃあとなんだよね…」と伝えると、かなりほっといてくれたのも助かりました…!!また行きたい!!

17:00 レストラン→港へ

さて、タクシーが捕まる感じでもなかったので、とても暑い最中ではありましたが港まで30分歩くことにしました。

まさに港町!という感じ
道も広くて安全に感じました
公園のようなひらけた場所
港近くのビーチ。いいなあー!

17:30 いざ乗船!のはずが……

無事に港につき、乗り込もうとした矢先でした。
QRコードが何度読み込んでもエラーとなり、入らないと言われたのです。What?
調べるから待ってねと言われて待つこと10分。「決済ができてないから、席が確約できてないみたい。少し前のチケットカウンターに戻って、お金を払ってね」と言われました。ウッソでしょ!?じゃあなぜQRカードが発行されているんだい!!
……とは思いましたが、乗れないなら仕方がない。一度戻ってチケットカウンターに。「お金払ってなかったらそもそもこれ見せられなくないか?」など食い下がりましたが、「もし二重決済があったらリファンドするから、君が損することはないよ。だからとりあえず払ってね」とのことで、リファンドの仕方を詳細に教えてもらったのでとりあえず支払いました。ふう…。この旅、トラブルなしにはいられないらしい。

やっとこさ船に乗るところまできました!

船はかなり快適で、束の間のリッチな気分を味わう事ができました!まあ飛行機よりめっちゃ高いので納得ではある。

席は自由!フルじゃないから余裕もある
シチリアの海よ、さらば!
スロットマシーンも設置されています
夕陽が綺麗
もちろんビールを買いました

そんなわけで、これにてシチリア旅行終了。マルティーズの友達がVallettaまで迎えにきてくれて、それも大変助かりました。

余談ですが、このとき、私の住んでいる地域では停電が起こっていたようで、私の到着直前まではパワーカットされていたとのこと…。マジっすか!?
戦々恐々と帰ったけれど、幸運なことに私が帰った頃には復活していました!もー!!Anything could happen!!

総評:シチリアはいいぞ

というわけで、沢山のトラブルはあったものの、シチリア島自体はとても素敵な場所でした!しかも皆の助けあって無事その日中には帰れたし…!

実は、また別の機会に、例の友人の住むシラクーザへ遊びに行くことにしています。楽しみだなあー。

おまけとして、ここがビックリ!なところをまとめておきます。

1)英語が通じない
驚いたのは通じないことそのものより、通じないのにそのままイタリア語(シチリア語)で話し続けてくることです。翻訳するから待って!と言ってもおかまいなし。まあ英語が通じないからそうなるか笑
翻って、ギリシャは英語が通じなくて困るってことはなかったなあ。確かにナンパしてきたあの人の言う通り、言語の感じは日本と似てるのかも(日本人は通じなくても突っ張って話し続けることはあんまりしないと思うけど。笑)

2)見どころが多い!
正直、日本人の中で死ぬまでにシチリア島に行く人は本当に少ないのではないか?と思うんだけど、旅の第一候補にして良いくらい充実の場所でした。

3)バスのチケットが買えない
これは本当に困りました。バスの中で買えないのみならず、カウンターで買えないとはこれいかに…。皆さんが旅する時は空いていることを祈ってます。
ただ、バスは(少なくともマルタよりよっぽど)時間通りにやってきてくれます!これはかなり助かるポイントでした。

そんなわけで

長くなりましたが、シチリア旅行記もおしまいです。もう一度のシチリア滞在以外はまだ旅の予定が立っていないのですが、今のうちにたくさん行きたいな!
それでは、また別の記事で :)

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