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#062 一面のステンドグラスに心奪われた話(パリ旅行記その3)

こんにちは!マルタのタマルです。実に1ヶ月ぶりの更新となってしまいました。記憶も薄れゆく中ではありますが(笑)、とりあえず11月のパリ旅を終わらせましょう!

9:30 Musée de l'Orangerie(オランジュリー美術館)

この日はモネの絵で有名なオランジュリー美術館へ。9:30回を予約していったのですが、すでに少し列がありました。ルーブルと同じく予約があっても列に並ぶやつかしら…と思って係の人に話しかけると、ここに並べ、とのこと。うーん?でも先に入っている人もいるしな……と思い、5分ぐらい並んだあとに列を抜けて、「あの~予約してるんですけど…」と言ったら、「ああ、じゃあ入れるよ!」とのこと。いや、最初にそう言ったじゃん!!

とまあちょっとプリプリしながら入館しました。笑
館内に入る前に説明書きがあるんだけど、そこにはフランス語・英語とともに日本語が。日本人観光客の多さが伺えます。

ポンピドゥーで見て、素敵!と思った絵画にここで再度出会えたのは嬉しかった

中は楕円形になっていて、まさにモネの睡蓮を見るためだけの部屋といった感じ。地中美術館にも行ったことがあったので、同じ感じかしら、と思ったけど、それよりもっとぐっと近くに見られました。

色気も何もない写真ですが…中はこんな感じ。朝だったからまだ人は少なめ。
しかしモネはこの大きさの絵を、どうやって描いていたんだろう。

モネ以外にも、ピカソやセザンヌといった有名画家のコレクションがありました。また、この日は特別展でモディリアーニをとりあげていて、それもよかった。好きなんだよな~。

自画像、そっくりすぎん?

館内でおもしろかったのは、「Musée de l'Orangerie」のフォントがベンチとして使われていたこと。文字には4つぐらいの切れ込みがあって、くっつけたり離したり自由に配置できるようになってます。かっこいいなぁ。

これはSだけど、他にも様々なアルファベットがあります。

11:30 ランチ(Le Petit Flottes)

ごはんをおざなりにしがちな私ですが、この日は気が向いて(というか、疲れて…)しっかり目にランチを取りました。美術館近くのレストラン「Le Petit Flottes」に入ったんですが…これが大当たり!というか、フランスはやっぱりごはんおいしいですね…?!

しかもこのボリュームにしてむちゃくちゃ高いってこともなかったと思う

ビールも飲んで大満足。旅は食事も充実させたほうがいいなあ。笑

13:30 Sainte-Chapelle(サント・シャペル)

さて、この日最後の目的地へ。パリは小学生の頃に一度行ったことがあるんですが、ここにはどうやら訪れていないようでした。

シンプルなファサード

こちらも予約サイトから13:00に予約をしていったのですが、Google Mapsどおりに行ったら裏口に案内されて(あるある)、集合時間に少し遅れてしまいました。が、それでなくても20分ぐらいは並ばされる感じでした。というわけで、入ったのは13:30頃。晴れの日が美しいということでしたが、この日は生憎の雨。どんなもんかな~、と思っていましたが…すごかった。

ほぼ360度、ステンドグラス!
薔薇窓もすごい…

本当に美しかったです。
ステンドグラスは他の教会のそれと同じく、聖書の内容(創世からキリスト復活まで)が記されているのですが、最後のステンドグラスには、聖王ルイが聖遺物をこの地に安置した、正当な後継者だぞ!ってのが描かれているようです。すごいな。
ちなみに、このステンドグラスは下から上に物語が連なっているようで、その他のもそうなのかな?知らなかったので驚きでした。

ステンドグラス以外の装飾も細かいのです

写真が上手じゃないので感動がうまく伝わりませんが…、ぜひ行ってみてください。ただただ眺めるだけで、無限に時間が過ぎていく感じでした。

14:30 Conciergerie(コンシェルジュリー)

Sainte-Chapelleのすぐ横にあるConciergerieには、時間があれば行こうかな…ぐらいで考えていたのですが、運良く入ることができました。全然並んでない!(笑)予約とかも特にしていませんでしたが、すぐに入れました。
元々王宮として設計されたそうですが、フランス革命期には裁判所が置かれて、勾留所となったそうです。
中ではタブレットが配布され、日本語も含めた多言語の解説が見られます。宝探しのアクティビティとかもあって、子どもにも楽しめる感じになってるのかな?と思いました。解説ではなかなか残酷なこと言ってるんだけどね…

衛兵の間。どかーんと広い
当時の雰囲気を想像しながら見学できます

興味深かったのは、マリー・アントワネットの脱獄失敗と、最後の処刑台に行くまでのルートが展示されていたこと。今なおあるパリの中を、マリー・アントワネットは連れて行かれたんだ…と思うと胸が震えるというか。歴史って「本当にそこにあったものなんだ」と感じる瞬間ですよね。

マリー・アントワネットの贖罪礼拝堂

ここでタイムアップ。マルタに戻るべく、オルリー空港へと向かうのでした。なお、ここでもNavigo Easyが大活躍!アプリで予めバスのチケットを買っていたので、するっと乗車できました。便利~!

結論:パリ最高!!!

というわけで、3日間でパリを最高に楽しみ尽くしました。正直、以前に来たときは幼すぎて、街の雰囲気まで覚えてはいなかったのですが、今回訪れたことで「パリ大好き!」と思うように。11月中旬、雨ばかりだったけれど、どこを切り取っても情緒があり、美しい街たちでした。うーん、いつか住んでみたいな。

というわけで

パリが大好きになって、次は絶対都会に住みたい!と思った旅となりました。他にも行っていないパリの名所があるから(見どころが多すぎる)、また期間をあけずにいけたらいいな!
それではまた次の記事で。

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