見出し画像

雨だもの。人間だもの。後ろ向きなときもあるわよさ。

外出続きの今週。外出の予定はあと3日。

梅雨明けっていうけれど、やっぱり撤回してもいいんじゃないかい? と思う天候の荒れっぷり。まあ、水不足になっておいしいビールが飲めなくなったり、野菜が高騰するより、はるかにましだけれども。

こま切れの時間ばかりだと、どうも執筆がはかどらない。
特に書籍の原稿は、まとまった時間を確保してパソコンに向かいたい。

そんな弱音を吐きそうになると、思い出すのが『やりたいことがある人は未来食堂に来てください 「始める」「続ける」「伝える」の最適解を導く方法』(著:小林せかい/祥伝社)

著者の小林せかいさん、お店を切り盛りするお忙しいさなかに、ライターを立てずに本書を執筆されてるんです。こま切れの時間の中でも「〇分まで作業する」と時間を区切って、しっかり1冊分、原稿仕上げてらっしゃるんです。内容も、べらぼうにわかりやすくて面白い。

Yahoo!アカデミア学長・伊藤羊一さんの『1分で話せ』(SBクリエイティブ)や、サイボウズ・青野慶久さんの『チームのことだけ、考えた。』(ダイヤモンド社)など、ライターをたてずとも、べらぼうに面白く仕上がっている本を読むたびに、どうしようもない焦燥を感じることがある。

編集さんの力があるとはいえ、「著者がこれだけ書けるならライターいらないじゃん…!」と。

とくに理系脳というのか、エンジニア脳というのか、ロジックを立てて話を進めるのがうまくて、話がべらぼうにうまい人、分かりやすい人が最近目につく。

ライターが間に入るなら、著者が言いたいこと以上の言葉を書いて分かりやすくしてなんぼの世界。「書く時間がないから」だけでライターに依頼が来るのは悲しすぎるじゃないか。

イヤなことが重なると、どうしても原稿に向かう気分までどこかネガティブになってしまうのだけれども、せっかくのこのすばらしい書籍テーマ。明日はもっと前のめりで原稿書きたいぞ。


いただいたサポートは、新刊の書籍購入費や「仕事ではないけれど取材したい記事づくり」の費用にあてさせてもらっています。文章でお金をいただく重み、しみじみ感じています。