林真紀

フリーランス英日翻訳者・ライター・リサーチャー/発達障害の男の子の物語を翻訳出版するクラウドファンディングを実施中です!→ https://greenfunding.jp/thousandsofbooks/projects/2967

高級食器と親子のズレ

我が家には使いもしない高級食器が陳列された素敵なカップボードが置いてあります。ロイヤルコペンハーゲン、ウェジウッド、バカラ等々。子どものモノやら犬やらぐちゃぐちゃですっかり所帯じみてしまった家に、とても不似合いな感じで置かれています。何度となく引っ越しをしましたが、何しろ中味が高級食器なので、捨てられず。けれども普段の食卓に出すのもためらわれるので、結局不似合いなまま長いこと放置されていました。

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「悪い人じゃないんだけど」

先日、蒼井優さんと中里亮太さんの電撃結婚が発表され、二人の初々しい記者会見の録画を見た。

その中で、とても印象に残ったシーンがある。

結婚の報告を聞いて、「真面目に頑張っていたらいいことあんねんな」としずちゃんが言いながら目を潤ませるシーン。あそこで私は、本当に恥ずかしいほど感情移入してしまい、テレビの前でむせび泣いてしまった。

三日前から自分の翻訳出版のクラウドファンディングが始まった。た

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社会が変わるのは10年かかる

最近、翻訳やら執筆やらいろいろな仕事を受けていると、とにかく「働き方改革」にまつわるネタが激増してきたことに驚いている。やれWLB(ワーク・ライフ・バランス)だ、やれ定時退社だ。WLBについての資料を翻訳したあとに、録画しておいた「わたし、定時で帰ります」を見ながら昼ご飯食べた私だよ。くそぉ、向井理かっけぇ。

実は「働き方改革」については、私は結婚してからずっと戦い続けてきた。多少欧米のカルチャ

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多様性はあなたの中に

自閉症スペクトラム障害(発達障害)の男の子が主人公の物語を翻訳出版するクラウドファンディングプロジェクト、遂に告知が始まりました。令和元年初日、5月1日に告知スタートという、これまたお日柄も良く。

この物語では、「自分が普通だと思っている人たち」が「普通ではない主人公マーティン」を必死に「普通」にしようとし、そのたびにマーティンが言いようのない葛藤に苦しむというシーンが何度となく出てきます。また

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誰かの当たり前に傷ついていた日々

「もうすぐ育休だからさー。遊びに行こうよ」

10年前の私は、ママ友のこんなどうでもいい一言に、胸を突き抜かれるように「グサッ」ときていた。当時の私は大学院中退後にほそぼそと派遣社員をしながら働いていたものだから、「育休」というシステム自体があまり頭にのぼってこなかった。お願いすれば取得できたのかもしれないが、正社員でもなく、いつクビになってもおかしくない立場で、「育休ください」とはなかなか言えな

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この彩り豊かな世界に生きる君たちへ

私の親戚には爆弾発言をする人がたくさんいたような気がするけど、今思い出しても最強の爆弾発言は「翻訳とか通訳とか他人の言葉を訳すだけの、なんのクリエイティビティもないバカのやる仕事」だったかな。最高にファンキーでしょ。いいよいいよ、全国の翻訳者・通訳者さん、私のnoteにぜひウンコ投げて!!みんなで怒ろう(笑)

翻訳・通訳がサイコーにクリエイティブな仕事であることは、その道が長い人ほど痛感すること

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