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【映画・漫画】「作品は一体誰のもの?」作者か読者か?長年の謎にピリオドが!#492

おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、漫画はお好きですか?私はもちろん大好き!好き過ぎて、マガジンまで作っています♪

今回は、私の前々からの疑問=「作品は、一体誰のもの?」について発信します。

1 スラムダンク愛が強すぎて・・・

「作品は誰のもの?」という、かねてからの疑問が再燃したのは、公開されたばかりの『THE FIRST SLAM DUNK』の公開前の炎上からです。

炎上の理由はいくつかあります。以下の通りです。

・アニメと絵柄が違い過ぎる。
・声優が違い、イメージが崩れる。
・映画の内容が一切公開されていない。
・前売り券の販売方法がせこすぎる。

こんな感じです。で、その炎上がまとめられたサイトは、次のように結んでありました。

『スラムダンク』は、作者の井上氏の手を離れ、読者のものに

・・・みたいな。スミマセン、正確な引用ではないのでニュアンスは違うかもですが。

2 私たちのスラムダンクを返して!!

さらに、12/3の公開後のレビューを夫に見てもらったのですが、その中にこんな投稿があったとか。

井上先生が本当にやりたかったのは、これですか?

賛否両論あった中の、これは「否」側の投稿なのですが、「私たちが好きだった『スラムダンク』を返して!!」みたいなニュアンスがひしひし・びしびし伝わってきます。

人気作品の宿命でもあるのでしょうが、作品が好き過ぎて、ファンの中での「作品像」が出来上がってる。

今なら「二次創作」を創作・消化・共有することで、この傾向はどんどん加速して、とにかく「作品愛」がファンの中で爆発してるんですね。

これが「作品が一人歩き」という状態なのですね。先に紹介した、サイトの締めの言葉「作者の手を離れ~」が、これか。

ただこの「作品一人歩き」状態は、tamamio的には「いい」も「悪い」もないです。法律に触れなければ、好きなようにしたらいいじゃないか、と。

3 作品は作者のもの、だけど・・・

ここまで「ファン目線」で書いてきたので、次は「作者目線」で考えます。

作品は、もちろん、作者のものだと思います。編集の人から「こういう漫画を描いてください」と言われる時もあると思いますが、

編集の人と一緒に考えて、創り出してくれ、私たちを楽しませてくれるのは、ホントにリスペクト!「作品に対しての責任」がありますしね。

ただ、作者「だけ」のものかというと、それは違うかなと。読んでくれる人がいないと、作品としての価値がないですよね。

本当は、漫画家さんはじめクリエイターさんは、「自分の好きなように、自分の好きな物だけ作っていたい」と思うはず。

でもそれだと、読んでもらえないし、喜んでもらえないのはさみしいし、なので

「自分の表現したいこと」をベースに、「読者が求めているもの」をちょっとプラスして、とやってるのではないかなと想像します。

4 ありきたりですが、結論はやっぱり!

ファンと作者目線の両方で考えてきましたが、やっぱり結論はこれですね。

作品は、作者とファン、両方のもの。

・・・ごめんなさい、こんな結論にしかたどりつけなくて。

でも、作品が子どもだとすると、作者・編集がお父さん、ファンがお母さん。こう考えると、どっちが欠けても、作品は成り立たないですよね。

こんな感じでしょうか。

読者のみなさんと走りぬけた5年 ありがとう!!
『東京卍リベンジャーズ』完結書下ろしイラスト@護国寺駅

要するに「お互いにリスペクトしましょうね」ということです(^^)

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!長年の謎が、少し溶けた気がします。

では、今日も素敵な一日を!

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