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こうしてHPリニューアル作業は迷走した(7)

こうして、Aのテーマで再々リニューアルすることとなったのですが、今回の再々リニューアルの一番の理由は、コンテンツの問題ではなく、ホームページ全体のデザイン(外観のバランス)が悪いということでした。

再々リニューアル作業のリソースとしては、①再リニューアルしたホームページ(以下、テーマの頭文字をとって「Lバージョン」といいます。)、②Aのテーマ及び③マンパワーとしての再々リニューアル作業者の私ということになります。しかし、③の私の能力からは、再々リニューアルでクリアしなければならないデザイン面の改善は無理なことは明らかです。
また、①のLバージョンをそのままAのテーマに乗せても何の解決にもならないことも明らかです。
そうしますと、最良の解決方法としては、Aのテーマで作成されたサンプルページのデザインをベースにして作り直すということだと思われます。

しかし、私は、ここで、また大きなミスをおかすこととなります。
Lバージョンの環境にAのテーマとA のプラグインを追加し、テーマをlighting G3 proからAのテーマへと切り替え、Aのテーマとlighting G3 proのハイブリッドのような環境を作り出してしまったのです。
そして、一度まっさらな環境に戻さなかったため、Lバージョンで作成したページをAのテーマに引き継ぐような形となってしまったのです。

ここで、少し説明をいたしますと、テーマで作成したページはベースのワードプレス上に保管される形でサーバーに残りますので、テーマを切り替えても古いページは残っています。
テーマの変更は一般的にもおこなわれているようで、この手順自体は一般的なものの様です。しかし、このようなテーマの変更をおこなうと、テーマに機能追加されたCSSの一部が使えなくなるなどの問題が発生するようで、テーマを切り替えると、以前のテーマで作成したページの表示が崩れたり、一部表示されなくなったりします。

次にプラグインについて触れておきます。
ワードプレスには「プラグイン」と呼ばれるアドオンシステムのようなパッケージを追加することが出来るようになっています。
このプラグインには色々あるようで、セキュリティ関係のものからgoogleのタグを簡易に設置するためのもの、お問い合わせフォーム、ボタン(ホームページ上に「商品購入はこちら」などと書かれたボックス状のもので、押すと商品購入ページへ移動するようなもの)などを簡易に作成できるCSSとHTMLをパッケージ化したと思われるパッケージ等があります。

ワードプレス本体にもボタン、表、見出しなどの外観を整える「ブロックパターン」と呼ばれるツールが標準で用意されているのですが、lighting G3 pro、Aのテーマのように販売されているテーマでは、独自のブロックパターンを機能追加しています。
その機能追加されているブロックパターンは、テーマそのものの中に取り込まれているパターンとプラグインの形でテーマとは別に用意されているパターンがあるようです。
前者の場合は、サーバに用意したワードプレスの環境にテーマの圧縮ファイルをアップロードすれば機能追加されたブロックパターンなども使えるようになります。
一方、後者では、テーマ購入時にテーマそのものと機能追加しているブロックパターン(のセット)は別ファイルとなっており、用意したワードプレスの環境へテーマの圧縮ファイルをアップロードした後に、機能追加のブロックパターンのセットの圧縮ファイルをプラグインとして別途アップロードする必要があります。

lighting G3 proもAのテーマも後者の方式であったため、LバージョンにAのテーマの圧縮ファイルをアップロードした後で、Aのテーマの機能追加のブロックパターンのセットのファイルをプラグインとしてアップロードし、テーマ自体はAへと切り替えたのですが、lighting G3 proの機能追加のブロックパターンのファイルを削除しなかったためプラグインとして残ったままになっていました。
したがって、追加機能のブロックパターンはAのテーマのものと、lighting G3 proにバンドルしていたものがAのテーマ上に併存した形となったのです。

尚、lighting G3 proは100%GPLライセンス(ワードプレスの基本的な指針とおり)となっているとホームページ上に公表されていますので、有償で購入したものを他社のテーマへ追加すること自体はライセンス上問題がないと思われます。また、A社のテーマも100%GPLなので、こちらも有償で購入したものに他社のプラグインを追加することはライセンス上の問題は発生しないはずです。

しかし、このハイブリッド化は更なる迷走を生むのでした・・・(続く)


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