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こうしてHPリニューアル作業は迷走した(11)

前回述べましたように、5回目のリニューアル作業へと突入していったわけですが、さすがに、今回で最後にしたいと思い、テーマの選定に少し時間をかけることとしました。
まず、5回目のリニューアルの方針として、①外観はワードプレスの基本機能とテーマで用意されている基本機能のみで作成する、②プラグインの数は極力抑える、③比較的新しいテーマの中から選ぶこととしました。
①は、デザイン面をプラグインに頼るとセンスのなさが際立ってしまうことから、テーマをそのまま使用した方が満足度が高いデザインに仕上がるであろうと考えたことと、②とも関係しますがプラグインの干渉によるシステムの不具合のリスクを回避するためです。
③は、早期の陳腐化を回避し、更なるリニューアルを極力避けたかったからです。

①の方針から、テーマの選定では、各社が販売用に用意しているHPのデモサイトに着目してみました。
また、各テーマが広告用HP上に記述している当該テーマの顧客層および機能一覧を注意深く見るようにしました。
そのような選定から、現在のホームページに使用しているテーマを選択しました。

実際の構築作業としましては、①の方針から、サーバー上のドメインサイトを一度初期化、ワードプレスの環境を新たに作成した上に、テーマをアップロードし、データーが一切ない状態から作り直しました。
しかし、文章は、その前のサイトからコピーアンドペーストできましたし、写真のファイルも別のサーバー上に保管していたことから、さして時間を掛けることなく、一応の完成をみることが出来ました。

当初の方針通り、完成時には外観作成使用目的では一切プラグインを入れませんでした(尚、完成後数カ月してから、目次作成のプラグインを追加、近時、文字の装飾用のプラグインとブログ名刺のプラグインを追加しました。)。

このようにして、迷走したホームページリニューアル作業は当初の計画から4カ月をかけて漸く一応の終結を迎えることが出来ました。

今回のリニューアル作業が迷走したのは、自家制作ということで、作業開始前に要件定義をおこなうことをせずに、頭の中のイメージだけで作業を開始したことが主な原因だと考えています。
また、実際の構築作業前に、外部・内部情報の収集をおこなうことなく作業を開始したことも迷走に大きく影響していると思います。
ここでは、触れませんでしたが、事前に十分な検討をおこなわなかったことから、リニューアル作業中に機能の問題から、サーバーも移行することとなってしまいました。

このような失敗を招かないように、ホームページのリニューアル時には、制作会社に依頼する場合と内部で作業する場合のメリット・デメリットを十分に検討する必要があると思われます。
私の場合、事務所開設時に制作会社にホームページを作成してもらい、その後一度、その会社にリニューアルをして貰っています。
その時の作業と、今回の作業の経験から、次のことが言えそうです。

リニューアル作業でも、制作会社に依頼する場合、コンテンツの原稿は依頼側で作成するケースが多いようで(レガシーのサイトを全く変更しないのであれば良いのでしょうが、何らかの変更要望があるからリニューアルするのでしょうから)、打合せ、契約、数回のチェックにも時間を取られることから、作業負荷がどの程度軽減されるかはケースバイケースではないかと思われます。
コスト的には、自家労働分をどのように換算するかにもよりますが、場合によっては、制作会社に依頼した方が安いのかもしれません。

今回の私の経験がホームページのリニューアルをお考えの方の一助になればと思い、記録として残してみました。
お読みいただき有難うございました。

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