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こうしてHPリニューアル作業は迷走した(10)

前回述べましたように、レスポンシブとキャッシュの組み合わせの問題から、直ぐにAのテーマから別のテーマへの4回目(ホームページ・ビルダーでの最初のリニューアルを含め)、3つ目のテーマを使ってのリニューアルをおこなうこととなりました。

そこで、また、ネットで調べたところ、SEOに強いというBのテーマが目に留まりました。
この頃には、ホームページ上のブログ記事も少しづつ増えていたことから、折角なら、SEOに強いテーマの方が良いのではというくらいで、大した検討を加えることなく、テーマの選定をおこないました。
問題を重ねながら、何故、深い検討をおこなわなかったのかといいますと、前回の記事で触れたような問題が生じたことから、深く検討したところで、サーバーの環境、プラグインの影響なども受けるのだから、実際に制作してみなければニーズに合致するかは分からないという考えを持つに至っていたからです。また、時間的な制約があったこともあったと思います。

ところが、この安易なテーマの選定が、更なる迷走を招くこととなりました。
まず、テーマには、ビジネス用のホームページ構築作業に使いやすいもの、ブロガーなどが使いやすいもの等目的による向き不向きがあります。Aのテーマは、明らかに前者で、lighting G3 proもどちらかというと前者に近いと思われます。しかし、Bのテーマはトップページの作りからして後者であり、ビジネス用の一般的なサイト構築に使うには、特にトップページのデザイン面では工夫が必要となりました。

私の場合、コーディングの技術がないこともあり、結果としてプラグインを多用することとなりました。ここで、主に使用したプラグインは、lighting G3 proにバンドルされていたものと、Aのテーマにバンドルされていたものでした。
このプラグインの多用により、ホームページが重くなり、ブラウザへの表示が遅いサイトとなってしまいました。

更に、B のテーマでのリニューアルで苦労したのは、lighting G3 proおよびAのテーマと異なり、Bのテーマがブロックエディター(グーテンベルクエディター)ではなく、クラッシックエディターでの作成に適していたという点でした。

ワードプレスは、クラッシックエディター(現在の呼称)と呼ばれるエディターが標準で用意されていました。
しかし、このクラッシックエディターは、ブラウザに表示される形が作成画面上イメージし辛いこともあったようで、表示がある程度確認できる現標準装備のブロックエディターへと変わっていったようです(その他の理由もあったようです)。
しかし、クラッシックエディターの機能的優位性を唱える声は、今も少なくなく、今でもクラッシックエディターを採用しているテーマ、プラグインは一定程度存在しています。

Bのテーマでは、クラッシックエディター用に様々な機能が準備されていたのですが、それらの機能の中にはブロックエディターでは使えないものが多く、この点もプラグインの多用に繋がっていきました。

何とか、Aのテーマで実現していたコンテンツの大部分をBのテーマへと移行させたのですが、センスのない私がプラグインを多用して移行したため、デザイン面では、どうもおかしなものとなってしまいました。
また、前述のように、プラグインの多用で重いサイトともなっていました。

これらのことから、5回目のリニューアルを余儀なくされ、更にホームページのリニューアル作業は迷走していきました・・・(続く)

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