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日本酒の存在意義ってなんだろう?

日本酒イベント「若手の夜明け」に行ってきました。

先週、東京大手町で「若手の夜明け」という日本酒イベントにお客さんとして参加してきました。46蔵が参加する大規模なイベントで、従来の日本酒の常識を覆す蔵が集まったすばらしいイベントです。もはや酒税法上の定義で日本酒と呼ぶことができないような造り方をしている蔵もあり、日本酒は本当に多様な拡がりを見せています。

日本酒業界初心者の私としては、気になって仕方がありません。純粋にお客さんとして楽しんできました。他のお客さんに声をかけて、日本酒談義をするのが楽しいんです。お客さんの生の声が聞けて。それにしてもみなさん本当に日本酒にお詳しい。びっくりします。楽しかったな。

日本酒の存在意義について考えるきっかけになりました。

お客さんたちや、若い蔵元さんたちと話していて、日本酒の存在意義について考えるきっかけになりました。若い蔵元さんたちはそれこそチャレンジ精神の塊で、古き風習など知る由もありません。ただただお客さんに自分が考える美味しいお酒を飲んでもらいたいということだけ考えてる。素敵ですよね。

一方で、家業の酒蔵が経営の危機に陥って、高校生の時に家業のために進路を変えて、家業を引き継いだという蔵元さんもいました。代々つないできた想いを途絶えさせたくない。ただそれだけの想いの人もいるんです。

日本酒業界で活躍する人たちにはいろんな人がいます。そんなことを考えているうちに、日本酒ってなんなんだ。その存在意義について考えだしました。一人で飲んでるとだめですね。私はすぐそんなことばかり考えちゃうんです。

私が思う日本酒の存在意義

日本酒って必要ですか?と聞かれれば、私はこう答えます。

「必要ではありません。」
「ただ、日本酒を知らないのはもったいないと思うんです。」

日本酒は日本の伝統文化です。
文化とは「理想を実現するための精神活動」のこと。

文化とは人の理想を実現するために、人生を豊かにするために大切だと思うんですよね。
始めて能の舞を見たときの衝撃はすごかったです。あまりに恐縮して微動だにできなかったです。
お茶の世界に少し触れただけでも、その奥ゆかしさに圧倒され、想像が追い付かない。
禅の思想。今という時間に向き合い、自分に向き合う精神世界。答えのない修行は人を謙虚にします。
私は経験がないですが、華道の世界や、歌舞伎の世界。その他にもたくさんある日本文化に触れたら、きっと人生は豊かになると思うんです。

昔の人たちがなぜ絶やさずに今の時代まで繋いできたのか。それには理由があるはず。
日本酒も同じだと思うんですよね。
日本酒は人生に必要ない。でも共にあれば、人生は豊かになる。
そういったものだと思うんです。



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