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バンコクで働くエンジニアに必要な英語力

私は今バンコクで日系の自動車関連企業に勤めている。ほとんどの従業員はタイ人で、レベルに差はあれど皆英語を話す事ができる。必要な資料・メールなどは全て英語であり、タイ語を覚えなくとも十分に仕事ができる環境である(勿論覚えたほうが良い)。タイの高学歴が働いている企業に所属していれば、同じような環境ではないだろうか?

バンコクで働くエンジニアに必要な英語力について考える。最初に予防線を引いておくと、私の英語は決して上手くない。簡単な表現範囲の文法や語彙で、プレゼンテーションやディスカッションできるレベルである。営業系の仕事をする場合、パッションで乗り切る感じになるだろう。ここではどのように勉強すれば、英語が上手くなるかという話をするつもりはない。むしろ私が知りたいくらいだ。

中学レベルの英語を話せるレベルには到達すべき

私は中学レベルの英語に高校生レベルの語彙を付け足したような会話をしているだけだ。しかしながら、これだけでも説明できる事は多い。主に英語を使う場面は、ミーティング、雑談等がある。たまに「日本語ならもっと上手く話せるのに」と感じることはあるが、十分に仕事ができている。

マシンガンで話すレベルの人はそこまで多くない

英語圏ではマシンガンで話す事ができる人ばかりだろう。しかしここはバンコクなんだ。タイ語訛りな英語ではあるが、破竹の勢いで話される事はあまり多くない。ぜんぜんわからない、俺は雰囲気で英語を聞いているという自体になる心配はないだろう。

お絵かきしよう

複雑な事を話していると、日本語でも理解できない場面に会う事はよくある。私は日本語が使えない環境において、ホワイトボードが偉大であるという事に気づいた。

非ネイティブな言語で会話していると、その場では理解していたとしても、すっと頭から抜け落ちたりするものだ。私はホワイトボードに自分の理解を図示して、相手に確認するという作業を何度も行った。

最後に

日本語が通じない環境で、何も話せないし、書けないけど仕事ができますか?マイペンライですか?と聞かれた場合、「中学レベルの会話・英作文ができるようになってから来たほうが良いです」とコメントしたい。

そもそも英語圏で働けばいいじゃんという話が聞こえてきそうだ。本当に英語学習にフォーカスしたいのであればUS・UKの方が良いだろう。しかし、日本にいるよりは練習できる場が遥かに増えるというのは間違いない。また、アジアにいた方が文化・人種が近い部分があるので、ストレスを感じにくい事もあるだろう。

海外勤務経験があり、エンジニアリング力も備わっている場合、市場価値は大幅に上がる。若い間からスキルと実績を着実に積み上げていき、市場価値の高い人材になりたいものだ。

「年収はとりあえず2倍ぐらいになりますかね」。大手メーカーに勤務する40代の男性社員は、欧米系企業に転職が内定した。勤務先はインドネシアだ。過去に海外勤務の経験があり、IT(情報技術)エンジニアとしての技量も高く評価された。

最後に主張しておくと、我々はエンジニアなんだ。ソフトウェアを開発する能力や知識が求められており、上手に話す事が目的ではない。非英語圏のエンジニアに求められている英語は、「達者でなくとも意外となんとかなるぞ」というのが私の考え出した結論だ。

しかしマネージャークラスになると、そんな事も言ってられないので、海外にいる間にレベルアップする事が重要だ。毎日努力して語学力を高めていこう。


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