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まいにち土鍋

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「365日の土鍋コッチョリーノ」 蒸す、炊く、煮る、焼く...などの調理法と土鍋サイズを記すだけの質素な日記。レシピは別にしたためているので、いつの日か有効活用できればいいな。
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#器

一万個以上のうつわと空っぽでも土鍋 #まいにち土鍋

個展「道」は最終日を迎えた。 コッチョリーノの小さな工房から生まれた作品たちが日本各地、海の向こうにもたくさん散らばっている。まいにち誰かとどこかで生きていると思うと何年経ってもドキドキする。 帰国して独立窯を持ってから、どれだけたくさんの方々に会っただろう。年に2〜3回ペースで展覧会をして、毎回100〜200の作品を展示してきたとすると、1万個以上のうつわをつくって世に送り出したことになる。昨日は「直島にいました!」とリポートがあった。少し前は「イタリアで見ました!」と

今週2度目タケノコ玄米ごはんと展覧会 #まいにち土鍋

みなさまのおかげで、250ほどの作品は数個のみ。陶のオーナメントなど小物を飾るなどして展は最終日に向けて進む。ありがとうございます。 展覧会も後半になると、まいにち朝の通勤で既にバッテリー半分になってしまう。ギャラリーオーナーは、そんな私のバッテリーまでをマネージメントしてくださる。 道はなかった 22年前の帰国後、日本には敷かれた道はなかった。縁故もなく、ただ作品をつくってお誘いを受けた展覧会に作品を出していたわけで、そこから少しずつ道ができていった。この22年間、作

芹のペンネと道草 #まいにち土鍋

お客さまに芹をいただいた。 展覧会中はまいにち帰宅したとたんギリギリだったバッテリーが切れる。ワイルドな芹のなかに鼻を突っ込んで目をつむる。春の里山にはやく行きたいな。 展覧会「道」のなかの道草 お客さまの会話でも道草する。 この道はとても長いから。 作品の話だけでなくお客さまが「なぜここにいらっしゃってくださったのか」をうかがうこと。お客さまの道草ぶりがとても楽しいから。ブログやSNSというのは、静かに応援くださっているかたがたくさんいることをいつも展覧会で再確認する