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まいにち土鍋

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「365日の土鍋コッチョリーノ」 蒸す、炊く、煮る、焼く...などの調理法と土鍋サイズを記すだけの質素な日記。レシピは別にしたためているので、いつの日か有効活用できればいいな。
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#パスタ

卵かけパスタ #土鍋コッチョリーノ

「てんてこ舞い」レベルは平均値を超えた。 本が多い。洋書やアート本、イタリア時代に集めたイタリア料理やインテリア本、家人の仕事関係の本、ハードカバーなど重い。60箱近くのダンボールに指示書を書いてきれいに積んで、行き先の倉庫面積に入るのか猛烈なチカラ仕事をした。 チカラ仕事の後は、しっかりお肉でもいただきたい気分だったが、食材がなんにもない。イタリアで買い溜めていたチーズの大きな塊(パルミジャーノ)はごろごろある。本と同様に、これまた重いのだが。 🥚 🥚 🥚 冷蔵庫に

まだまだ不断草 エンドレス ベジタブル ミニプランテーション #まいにち土鍋

エンドレス ちょっぴり疲労の渦におり、近ごろつくる料理も、ぐでぐでになっている。この夏、エンドレスでとれる庭の不断草は、まだまだ健在で。ここ数年、夏はまいにち食べ放題だったトマトの栽培を不断草に変えたら、これまたエンドレス ベジタブル ミニプランテーション。 人気ないっすね 近所のスーパーお惣菜コーナーの新種であり、不定期に登場するカジキマグロ団子のトマト煮。スーパーで残ったアラをミンチしてつくるのだろうか。手間がかかるのにお値段的にも嬉しく、ニンジンなど野菜入りでな

レモン添え夏のカルボナーラ 無言のもぐらたちに想う #まいにち土鍋

無言のもぐら 数時間ねむっても取れなかった疲労を背負って電車に乗った。夏らしいのか、夏らしくないのか、ひしめきあう電車のなかの無言の人々は体感温度を顔で表現していない。 東京中心のハブステーションで早足に乗り換えるものの、すれ違う人の顔をみてたから、目的の電車に乗り遅れそうになった。電車が地下から地上に出たのでふぅと一呼吸したけれど、人々は無言の土竜だった。大きな鉄橋を渡る。ひしめきあう電車のなかの無言の人々は景色の美しさを顔で表現していない。 母は、だんだんとまいにち

不断草のパスタとマニファクチュアー#まいにち土鍋

逆光 まだまだ不断草(スイスチャード)の料理つづく。 食糧の自給自足というのは、人間どうしが交換しなければ同じものをずっといただくことになるわけなんだなあ。交換することで、互いを敬ったり感謝することが自然に発生する。 しまった。不断草を持っていかなかったのに、訪問先でおいしい平飼い鶏のタマゴをいただいた。 なんでもかんでもお金が対価となる時代に逆光して「交換」について考えている。不断草をまいにち食べながら、そんなことを考える。 マニファクチャー ランプの台座を納品

ラグー! #まいにち土鍋

大量のラグーを煮込んだ。しかも2日つづけて。 お客さまがくるのだけど、何名分の料理をつくろうなんてぴっちり計画しない。増えたり減ったりした時にそのほうがいい。まいにちの料理に、無駄が出てはいけないけれど、おおらかな気持ちでつくらないと楽しくない。 カラブリアのマンマに、お客さまがくるまえにテーブルセッティングはしないのよと教えてもらった。お皿の数は計画しておいても、フォークやナイフまでは並べない。チャオ!友だち連れていってもいい?なんてこともある。誰だってウェルカム、ぎゅ

ただいまカルボナーラ #土鍋コッチョリーノ

まちがえたカルボナーラがおいしかった イタリア人に話したら、きっと笑ってくれる。 正確にいうとカルボナーラをつくったつもりが、パルミジャーノチーズ(パルメザンチーズ)を入れ忘れ、卵かけごはんならぬ、卵かけパスタになってしまった。言い訳だけど、旅から帰宅して、間髪入れず諸々の予定と新規のアポにあふれ、頭の中が混乱していたのだろう。 イタリア人に話しても、怒らないだろう。けっこう寛大。 海の広場で長ばなし それどころか「日本でもカルボナーラするのね!うれしい!」と純粋に